はじめに
VALORANTをプレイしていて、「ラグい」「動きがカクカクする」「反応が遅れる」と感じたことはありませんか?こうしたラグは、ネットワークの不安定さやPCの設定など、さまざまな要因で起きる可能性があります。
この記事では、VALORANTがラグくなる主な原因と、その対処法を順を追って解説します。
よくある症状
- キャラクターや敵の動きがワープする
- 弾が当たらない/ヒット判定がズレている
- カクつきや急なフレームレート低下が発生する
- 操作が遅れて反応する(入力遅延)
主な原因と対処法
ネット回線の遅延・不安定さ
VALORANTはリアルタイム対戦ゲームのため、通信の安定性が非常に重要です。
確認ポイント
- Ping値が高い(40ms以上)
- パケットロス(通信エラー)が起きている
- 家庭内で複数の機器が同時に通信を行っている
対処法
- Wi-Fiではなく、有線LAN接続に切り替える
- ルーターの再起動や機器の接続確認
- 通信速度を「Speedtest.net」や「Fast.com」で測定
- 他の家族のストリーミングやダウンロードを控える時間帯でプレイする
PCスペック・グラフィック設定の問題
PCの性能が不足していたり、ゲームの設定が高すぎると、動作が重くなることがあります。
公式の推奨スペック(Riot公式より)
項目 | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows 10(64bit)以上 |
CPU | Intel i5-9400F / Ryzen 5 2600X 以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
GPU | NVIDIA GTX 1050 Ti 以上 |
ストレージ | SSD 推奨(HDDでも可) |
DirectX | バージョン11以上 |
確認ポイント
- FPS(フレームレート)が安定しているか
- ゲーム内の描画設定が高すぎないか
- CPUやGPUの使用率が100%近くになっていないか
対処法
- ゲーム内ビデオ設定を「中」または「低」に下げる
- FPS制限を「無制限」または「プレイ中のみ制限」にする
- ChromeやOBSなど、不要なアプリを終了
- Windowsの電源プランを「高パフォーマンス」に設定
- ノートPCの場合、冷却ファンの清掃や冷却パッドの使用も効果的
バックグラウンドアプリやアップデートの影響
ゲーム以外のアプリが裏で動いていると、PCの処理や通信に負担がかかります。
対処法
- タスクマネージャーで不要なアプリを終了
- Windows Updateなどの自動更新をプレイ前に確認
- Discordの「ハードウェアアクセラレーション」をオフに設定
- スタートアップアプリの整理
VanguardやVALORANT自体の不具合
VALORANTのアンチチートシステム「Riot Vanguard」が正常に動作していないと、パフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。
対処法
- 「アプリと機能」からVanguardをアンインストール
- PCを再起動後、VALORANTを起動すると自動で再インストールされる
- それでも改善しない場合はVALORANTをクリーンインストール
サーバー側の一時的な不具合
Riotのサーバーに問題がある場合は、ユーザー側では解決できません。
対処法
- 公式サポートページやSNS(X / Twitter)で障害情報を確認
- 他プレイヤーも同様の症状なら、復旧を待つしかありません
原因と対処の一覧表
原因 | 主な対処法 |
---|---|
ネット回線の不安定 | 有線接続、通信状況の改善、ルーターの再起動 |
PCスペックや設定の問題 | グラフィック設定の見直し、FPS制限の調整、アプリ整理 |
バックグラウンドアプリの影響 | 不要アプリの終了、アップデート停止 |
Vanguardやゲーム本体の不具合 | Vanguard再インストール、VALORANTの再インストール |
サーバー障害 | 公式情報を確認し復旧を待つ |
おわりに
VALORANTのラグは、通信環境・PC設定・ソフトウェアの動作など、複数の要因が絡み合っています。
上記の対処法を順番に試すことで、問題の切り分けと改善につながります。
それでも解決しない場合は、Riot Gamesの公式サポートへお問い合わせください。
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