エラーコード29とは?
VALORANTを起動しようとした際、「エラーコード29(VAL 29)」という表示が出ることがあります。この記事では、エラーコードが出たときの原因と対処法を紹介させていただきます。
主な原因と5つの対処法
このエラーは、主にネットワーク接続の問題が原因で発生するもので、特にファイアウォールやセキュリティソフトによって通信がブロックされている場合に見られます。
Riotのサーバーに正常に接続できないために発生するトラブルですので、自宅の通信環境やセキュリティ設定を見直すことで改善することが多いです。それぞれの対処法を紹介するので確認してみましょう。
1. Windowsファイアウォールが通信をブロックしている
VALORANT、Riot Client、Vanguard(アンチチートシステム)がWindowsのファイアウォールでブロックされていると、正常に起動できません。
【対処法】
- 「Windowsセキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」を開く
- 「アプリをファイアウォールで許可する」を選択
- 一覧から以下のアプリケーションを探して許可
- VALORANT.exe
- RiotClientServices.exe
- vgc.exe(Vanguard関連)
許可されていない場合は、「別のアプリの許可」から手動で追加します。
2. セキュリティソフトが通信を妨げている
NortonやMcAfeeなどのセキュリティソフトが、Riotの通信をブロックしているケースもあります。
【対処法】
- 一時的にセキュリティソフトを停止して動作確認
- ソフトの設定からVALORANT関連プログラムを「例外リスト」に追加
除外リストに追加する際にアンチウイルスソフトより要求されるVALORANTアプリケーションの場所は、通常以下になります。
- C:\Riot Games\VALORANT\live\VALORANT.exe
- C:\Riot Games\VALORANT\live\ShooterGame\Binaries\Win64\VALORANT-Win64-Shipping
- C:\Riot Games\VALORANT\live\Engine\Binaries\Win64\UnrealCEFSubProcess.exe
- C:\Riot Games\Riot Client\Riot Client Services.exe
- C:\Program Files\Riot Vanguard\vgc.exe
- C:\Program Files\Riot Vanguard\vgm.exe
※無効化のままゲームを続けるのは推奨されません。例外設定での対応が安全です。
3. プロキシやDNSの設定による通信不具合
ネットワークの詳細設定(プロキシやDNS設定)に問題があると、Riotのサーバーに接続できない場合があります。
【対処法】
コマンドプロンプト(管理者として実行)で、以下のコマンドを順に入力します。
netsh winhttp reset proxy
ipconfig /flushdns
netsh int ip reset
netsh winsock reset
実行後は、PCを再起動してください。
4. Vanguardの不具合
Vanguardが正常に動作していない場合も、起動エラーが発生します。
【対処法】
- 「アプリと機能」からRiot Vanguardをアンインストール
- PCを再起動
- VALORANTを再起動すると、Vanguardが再インストールされます
5. ネットワーク機器や通信環境の不安定さ
Wi-Fiの不調やルーターの設定ミスなどが影響することもあります。
【対処法】
- ルーターやモデムの再起動
- 有線接続への切り替え
- DNSをGoogle Public DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)などに変更
- 別のネットワーク(スマホのテザリングなど)で接続を試す
原因別の対処まとめ
原因 | 対処法 |
---|---|
ファイアウォールの通信遮断 | VALORANTやVanguardをファイアウォールで許可する |
セキュリティソフトの干渉 | 一時停止または例外設定で通信を許可する |
プロキシやDNS設定の問題 | ネットワーク設定のリセットコマンドを実行 |
Vanguardの動作不良 | アンインストール後、再起動して自動再インストール |
ネットワーク機器・接続の問題 | ルーター再起動、有線接続、DNS変更、他の回線での確認など |
補足:それでも解決しない場合
すべての対処を試しても改善しない場合は、Riot Games公式のサポートに連絡するのが確実です。
ログファイルを自動で送信して診断してもらえる機能もあるため、手間が少なく対応してもらえます。
Riot Games サポート(VALORANT)公式ページ
まとめ
エラーコード29は、主に通信環境やセキュリティ設定に関する問題です。
特に、ファイアウォールの許可設定やプロキシのリセットを行うことで、改善されるケースが多く見られます。
コメント