「Copilot+ PC」って最近よく聞くけど、普通のパソコンと何が違うの?
パソコンを探しているとき、「Copilot+ PC」という文字をよく見かけるようになりました。「AI機能が使える」とは書いてあるけど、普通のWindowsパソコンと何が違うのか、いったいどんな機能が追加されるのか、よくわからないという方も多いはずです。
この記事では、Copilot+ PCの定義・NPUとは何か・普通のPCとの違い・実際に使える専用機能・買い替えるべきかどうかの判断基準を、PCに詳しくない方にもわかりやすく解説します。
Copilot+ PCとは?「NPU」が鍵
Copilot+ PCとは、Microsoftが2024年に定めた「AI機能に特化した高性能Windows PC」の規格です。一般的なパソコンと最も大きく異なる点は、NPU(エヌピーユー)と呼ばれる専用チップが搭載されていることです。
NPUとは「Neural Processing Unit(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」の略で、AIの計算を専門に行う処理装置です。普段使うCPU(パソコン全体の処理)やGPU(映像処理)とは別に、AI処理専用のチップが入っていると思えばOKです。このNPUが「1秒間に40兆回以上のAI演算(40 TOPS)」できることが、Copilot+ PCと認定される最低条件のひとつです。
その他のハードウェア要件として、RAM 16GB以上・SSD 256GB以上・Windows 11 バージョン24H2が必要です。2026年現在、Qualcomm Snapdragon X・Intel Core Ultra 200V・AMD Ryzen AI 300シリーズなどのCPUを搭載したノートPCがCopilot+ PC認定を受けています。
普通のPCとの違いは?
最も大きな違いは、AI処理をパソコン本体の中で完結できるかどうかという点です。
普通のWindows PCでも「Copilot(チャットAI)」はブラウザやアプリ経由で使えます。しかしこの場合、AIの処理はインターネット上のMicrosoftのサーバーで行われているため、インターネット接続が必要で、入力した内容がサーバーに送信されます。
一方、Copilot+ PCはNPUを使ってパソコン内部でAI処理を完結(ローカルAI)します。インターネットなしでAIが動き、入力内容がサーバーに送信されないためプライバシーが守られます。また、NPUはCPUやGPUよりAI処理の電力効率が良いため、バッテリーの持ちも向上します。
Copilot+ PC専用で使える機能5つ
① Recall(リコール)
パソコンの画面を定期的に記録し、「あのときのウェブページ」「先月見た資料」など過去の作業内容を自然な言葉で検索できる機能です。「あの会社名何だったっけ」「先週見た記事を探したい」というときに役立ちます。なお、プライバシー設定で保存を停止・削除することも可能です。
② Click to Do(クリック・トゥ・ドゥ)
画面上のテキストや画像をクリック(またはキーボードショートカット)でAI処理する機能です。ウェブページの文章を要約する・英語を翻訳する・画像から背景を消すなどの操作がその場でできます。
③ Windows Studio Effects(スタジオエフェクト)
Webカメラ映像をAIでリアルタイム補正する機能です。「アイコンタクト補正(カメラを見ているように見せる)」「ポートレートぼかし(背景をぼかす)」「ノイズ除去(音声の雑音を消す)」などがソフトウェアだけで実現します。テレワーク中の映像をきれいに見せたい方に特に便利です。
④ Live Captions(ライブキャプション)
パソコンで再生中の音声・動画・会議の音声を、リアルタイムで日本語字幕に変換する機能です。英語の動画を日本語で読みながら視聴したり、オンライン会議の内容を文字で確認したりできます。インターネットを使わずパソコン内部で処理されるため、プライベートな会話にも安心して使えます。
⑤ AI搭載ペイント・フォト(画像生成・編集)
Windows標準アプリの「ペイント」「フォト」でAIを使った画像生成・編集が行えます。テキストから画像を生成したり、写真の不要な部分を消したり、スタイルを変えて描き直したりする機能がNPUを使ってローカルで動作します。
買い替えるべき?こんな方におすすめ
Copilot+ PCが特に向いているのは以下のような方です。テレワークのオンライン会議で映像・音声品質を上げたい方(Studio Effects)。英語の動画や会議にリアルタイム字幕が欲しい方(Live Captions)。過去の作業履歴を素早く検索したい方(Recall)。AI機能をオフラインでプライバシーを守りながら使いたい方(ローカルAI全般)。
一方、普通のWindowsパソコンで十分な方もいます。ブラウザでCopilotチャットを使うだけなら、インターネット接続さえあれば普通のPCで無料で使えます。文書作成・表計算・動画視聴・ネットサーフィンが主な用途なら、Copilot+ PCの専用機能はあまり活かせません。
価格と選び方の目安(2026年)
2026年現在、Copilot+ PC認定のノートPCは15〜30万円前後が主流です。普通のWindows 11ノートPCと比べると3〜10万円ほど高い価格帯になります。
選ぶ際のポイントは「RAM 16GB以上・SSD 512GB以上」を優先することです。NPUは40 TOPS以上であればCopilot+ PC認定を受けているため、搭載モデルであれば専用機能はどれも使えます。ディスプレイの解像度・バッテリー容量・重量など、通常のノートPC選びのポイントも合わせて確認しましょう。
まとめ
Copilot+ PCとは、AI処理専用チップ「NPU(40 TOPS以上)」を搭載した高性能Windowsパソコンです。普通のPCとの最大の違いは、Recall・Live Captions・Windows Studio Effectsなどの専用AI機能がパソコン内部だけで動く点です。
テレワークや英語コンテンツ活用が多い方には導入メリットが大きいですが、チャットAIをブラウザで使うだけなら普通のPCで十分です。自分の使い方に合わせて、専用機能が本当に役立つかを基準に選んでみてください。
📖 関連記事:「Recall(リコール)」ってなに?タスクバーに突然現れたAI機能の正体・危険性・消し方を解説 / 【2026年10月 完全終了】Windows 10パソコンの買い替えガイド|おすすめ新品・中古PCと古いPCの処分方法
よくある質問
「Copilot+ PC」って最近よく聞くけど、普通のパソコンと何が違うの?
パソコンを探しているとき、「Copilot+ PC」という文字をよく見かけるようになりました。「AI機能が使える」とは書いてあるけど、普通のWindowsパソコンと何が違うのか、いったいどんな機能が追加されるのか、よくわからないという方も多いはずです。
Copilot+ PCとは?「NPU」が鍵
Copilot+ PCとは、Microsoftが2024年に定めた「AI機能に特化した高性能Windows PC」の規格です。一般的なパソコンと最も大きく異なる点は、NPU(エヌピーユー)と呼ばれる専用チップが搭載されていることです。
普通のPCとの違いは?
最も大きな違いは、AI処理をパソコン本体の中で完結できるかどうかという点です。
Copilot+ PC専用で使える機能5つ
① Recall(リコール)パソコンの画面を定期的に記録し、「あのときのウェブページ」「先月見た資料」など過去の作業内容を自然な言葉で検索できる機能です。「あの会社名何だったっけ」「先週見た記事を探したい」というときに役立ちます。なお、プライバシー設定で保存を停止・削除することも可能です。


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