Windows 10の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)は、個人向けが2027年10月12日まで提供されています(当初は2026年10月13日まででしたが、2026年6月に1年延長されました)。ESUとは、2025年10月にサポートが切れたWindows 10のセキュリティ更新を、期限付きで延長する仕組みです。延長されたとはいえ、残された猶予期間は約1年です。
ESU終了後は、Microsoftからセキュリティパッチが一切提供されなくなります。新しい脆弱性(セキュリティの穴)が見つかっても修正されないため、ウイルス感染や個人情報漏洩のリスクが日に日に高まります。
この記事では、ESU終了前に確認すべきことと、予算別のおすすめ乗り換えPC選びのポイントをわかりやすく解説します。
まず確認|今のPCはWindows 11にアップグレードできる?
乗り換えPCを購入する前に、まず現在のPCがWindows 11にアップグレードできるかどうかを確認しましょう。Windows 11には「TPM 2.0」と呼ばれるセキュリティチップが必要で、この要件を満たさないPCは正式にはアップグレードできません。
確認手順は簡単です。キーボードのWindowsキー+Rを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「tpm.msc」と入力してEnterキーを押します。「仕様バージョン:2.0」と表示されていれば対応しています。「TPMは使用できません」と表示された場合は、基本的に非対応のPCです。
また、Microsoftが提供する「PC 正常性チェックアプリ」を使うと、TPM以外の要件(CPU・メモリ・ストレージ)もまとめてチェックできるためおすすめです。スタート画面で「PC 正常性チェック」と検索してみてください。
Windows 11に対応していないPCの特徴
Windows 11の正式要件を満たさないPCの代表的な例は以下の通りです。Intelの場合は第7世代(Core i7-7xxx など)以前のCPU、AMDの場合はRyzen 1000番台以前のCPUを搭載しているPCは非対応のことが多いです。2015〜2017年頃に購入したPCは特に要注意です。
非対応のPCに強引にWindows 11をインストールする方法もネット上で紹介されていますが、Microsoftのサポート対象外となり、将来的にアップデートが受け取れなくなるリスクがあります。このような状況であれば、買い替えを選ぶ方が長期的に安全です。
乗り換えPCを選ぶときの最低スペック
Windows 11搭載の新しいPCを選ぶ際は、以下を最低ラインの目安にしましょう。
CPU:Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 以上(推奨)
ネット閲覧・メール・文書作成なら i3でも動きますが、将来的なことを考えると i5 以上を選んでおくと余裕が生まれます。
メモリ:8GB以上(16GBが理想)
8GBでもWindows 11は動作しますが、複数のアプリやブラウザのタブを同時に開くと重くなりやすいです。できれば16GBを選ぶと快適です。
ストレージ:SSD 256GB以上
HDD(ハードディスク)は起動・動作が遅くなるためNGです。必ずSSD(ソリッドステートドライブ)搭載モデルを選んでください。
予算別おすすめPC選びのポイント
【5万円前後】ネット・メール・文書作成メインの方
Core i3〜i5 / 8GB / SSD 256GB前後のモデルが中心です。LenovoのIdeaPadシリーズやASUSのVivoBookシリーズが代表的で、日常的な使い方であれば十分に快適です。Office付きモデルは1〜2万円高くなることが多いです。
【7万円前後】オンライン会議・複数作業をこなしたい方
Core i5 / 16GB / SSD 512GBが揃い始める価格帯です。HPのPavilionシリーズや富士通のFMVシリーズなど、サポート体制が充実したモデルも選べます。ビジネス用途や在宅ワークにも対応しやすいゾーンです。
【10万円前後】長く使い続けたい・快適さ重視の方
Core i5〜i7 / 16GB / SSD 512GB以上のモデルが中心です。画面の解像度・バッテリー持ち・本体の軽さにも差が出てきます。DellのInspiron・ASUS ZenBook・LenovoのThinkPadなどが人気です。
購入するなら今が狙い目
個人向けESUが2027年10月12日まで延長されたため、今すぐ慌てて買う必要はありません。ただし、期限が近づくと買い替え需要が集中し、人気モデルが品薄になったり価格が上がったりすることがあります。年末年始や決算期のセールなどを活用して、余裕をもって選ぶのがおすすめです。
まとめ
Windows 10の個人向けESUは2027年10月12日に終了します。まず「tpm.msc」でTPM 2.0対応を確認し、Windows 11にアップグレードできないPCであれば早めの買い替えを検討しましょう。予算の目安は、ライトな用途なら5万円前後、快適に長く使うなら7〜10万円前後が安心です。期限直前の需要集中を避けて早めに動いておくと、スムーズに乗り換えられます。
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ESU(拡張セキュリティ更新)とは何ですか?
ESUとは、サポートが終了したWindows 10のセキュリティ更新を期限付きで延長する仕組みです。Windows 10は2025年10月にサポートが終了しましたが、ESUに登録したパソコンは、個人向けの場合2027年10月12日までセキュリティ更新を受け取れます(当初の2026年10月13日から延長)。
ESU終了後もWindows 10を使い続けられますか?
使い続けることは技術的には可能ですが、セキュリティパッチが提供されなくなるため、ウイルス感染や個人情報漏洩のリスクが高まります。インターネットに接続して使う場合は、早めにWindows 11対応PCへの移行を検討してください。
Windows 11への無料アップグレードはまだできますか?
Windows 11のシステム要件を満たすWindows 10パソコンなら、Windows Updateから無料でアップグレードできます。要件を満たさないパソコン(TPM 2.0非対応など)は、買い替えを前提に考えるのがおすすめです。
乗り換えPCは今すぐ買った方がいいですか?
個人向けESUが2027年10月12日まで延長されたので、慌てる必要はありません。ただし期限が近づくと買い替え需要が集中しやすいため、Windows 11非対応のパソコンを使っている方は、セール時期などを活用して早めに計画的に買い替えるのがおすすめです。
▼Windows 11のPCに買い替えるなら:Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10(Ryzen 5 7535HS/16GB/512GB)
特徴:Ryzen 5・メモリ16GB・SSD512GBの14型で、約1.39kgと持ち運びもしやすい。ただしメモリは16GB×1枚でスロットの空きがなく、増やすときは交換になる。
こんな人に:Windows 10のサポートが切れたPCから、11万円台でWindows 11のノートPCに買い替えたい人


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