【Copilot+ PC不要!】NVIDIA RTX 30系GPU搭載PCでWindows 11のローカルAI機能が使えるように!仕組みと対応確認方法

「Copilot+ PCじゃないとWindowsのAI機能が使えない」と思っていませんか?

実は2026年6月から、Copilot+ PCの条件(NPU必須)を満たさない普通のPCでも、NVIDIA RTX 30シリーズ以上のGPUがあればWindows 11のローカルAI機能が使えるようになりました。

この記事では、この変更の内容と使えるAI機能の具体例、そして自分のPCで対応しているか確認する方法をわかりやすく解説します。

そもそもCopilot+ PCって何?

まず簡単に背景を説明します。「Copilot+ PC(コパイロットプラスPC)」とは、Microsoftが2024年6月に定めたAI機能向けの新しいPCカテゴリです。

Copilot+ PCとして認定されるには、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。

① メモリ(RAM)16GB以上:AI処理に必要な大容量メモリが必須です。

② SSDストレージ搭載:高速なデータ読み込みが必要です。

③ 40TOPS以上のNPU(AIチップ)搭載:NPU(Neural Processing Unit、AIの処理に特化したチップ)がCPUに内蔵されている必要があります。

この「NPU搭載」が最大のネックで、2024〜2025年に発売された比較的新しいノートPCでないと対応していないことが多く、手持ちのゲーミングPCや少し古いデスクトップPCでは使えない状況が続いていました。

何が変わった?RTX 30系GPUでローカルAIが使えるように

2026年6月11日、MicrosoftはWindows 11のローカルAI言語モデルAPI(Language Model API)を、Copilot+ PC以外にも開放することを発表しました。

新しい対応条件は以下の2つです。

① NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ以上のGPUを搭載していること(RTX 3060、RTX 4070など)

② GPUのVRAM(ビデオメモリ)が6GB以上あること

これはゲーム用途でRTX 30系・40系のグラフィックボードを持っているPCユーザーにとって非常に大きな変化です。NPUがなくてもGPUの処理能力を使ってAIモデルをローカル(PC内)で動かせるようになりました。

この機能を動かす核心は「Phi Silica(ファイ・シリカ)」と呼ばれるMicrosoftの小型言語モデルです。DirectMLという技術を通じてGPUで動作し、インターネット接続なしでAI処理が行えます。

具体的にどんなAI機能が使えるの?

現時点で開放されているのは「Language Model API(ローカル言語モデルAPI)」を使ったテキスト系のAI機能です。対応アプリ上で以下のことができるようになります。

テキスト要約(TextSummarizer):長い文章を短くまとめてくれます。会議の議事録やウェブの記事を素早く要約するのに便利です。

テキスト書き直し(TextRewriter):文章のトーンや言い方を変えてくれます。メールの文章をもっとやわらかくしたり、フォーマルにしたりできます。

テーブル変換(TextToTableConverter):箇条書きや文章をテーブル(表)形式に自動整形してくれます。

汎用プロンプト生成:ChatGPTのように、テキストで質問や指示を入力してAIから回答を得られます。すべてローカルで処理されるためプライバシーが守られます。

これらの機能はクラウドに送信されないため、個人情報や社内の文書を入力しても安全という点が大きなメリットです。

自分のPCが対応しているか確認する方法

GPU(グラフィックボード)の型番とVRAM容量を確認してみましょう。タスクマネージャーから簡単に確認できます。

① キーボードの「Ctrl+Shift+Esc」を押してタスクマネージャーを開きます。

② 左側のメニューから「パフォーマンス」をクリックします。

③ 一覧の中から「GPU」を選択します。

④ 右上に「NVIDIA GeForce RTX ××××」と表示されれば対応GPU搭載の可能性があります。右下に表示される「専用GPUメモリ」が6GB以上であれば条件を満たしています。

また、デバイスマネージャーでも確認できます。スタートメニューを右クリック→「デバイスマネージャー」→「ディスプレイアダプター」を展開して、RTX 30番台・40番台の型番が表示されていれば対応しています。

注意点:今はまだできないこと

今回のGPU対応はあくまで「開発者向けAPI(アプリ開発者が使う機能の土台)」として公開された段階です。普通のユーザーが今すぐ何かを操作してAI機能を使えるようになるわけではありません。対応アプリが今後増えていくことで、一般ユーザーも恩恵を受けられるようになります。

また、現時点でRTX GPU対応が除外されている機能もあります。

Windows Recall(リコール):PC操作の履歴をAIが記録・検索する機能。引き続きCopilot+ PC(NPU搭載)限定です。

Click to Do(クリック・トゥ・ドゥ):画面上のテキストや画像にAIが反応してアクションを提案する機能。こちらもNPU限定です。

AI in MS Paint:ペイントアプリのAI画像生成機能も引き続きCopilot+ PC限定です。

ただし、この流れを見ると今後さらに多くのAI機能がNPU不要で使えるようになる可能性は高く、ゲーミングPCやデスクトップPC向けのAI機能が今後増えていくことが期待されます。

まとめ

Microsoftは2026年6月から、NVIDIA RTX 30シリーズ以上のGPU(VRAM 6GB以上)を搭載したPCでも、Windows 11のローカルAI機能(Language Model API)が使えるよう開放しました。

使えるAI機能はテキスト要約・書き直し・テーブル変換などで、すべてオフライン・ローカル処理のためプライバシーが守られます。

現時点では開発者向けAPIの段階ですが、RTX 30系・40系のGPUをお持ちの方は今後のWindows Updateに注目しておきましょう。対応アプリが増えるにつれて、Copilot+ PCなしでもAI機能をフル活用できる環境が整っていくはずです。

📖 関連記事:【Copilot+ PCって何が違うの?】NPU搭載ノートPCと普通のPCの違いを徹底比較【2026年版】

よくある質問

そもそもCopilot+ PCって何?

まず簡単に背景を説明します。「Copilot+ PC(コパイロットプラスPC)」とは、Microsoftが2024年6月に定めたAI機能向けの新しいPCカテゴリです。

何が変わった?RTX 30系GPUでローカルAIが使えるように

2026年6月11日、MicrosoftはWindows 11のローカルAI言語モデルAPI(Language Model API)を、Copilot+ PC以外にも開放することを発表しました。

具体的にどんなAI機能が使えるの?

現時点で開放されているのは「Language Model API(ローカル言語モデルAPI)」を使ったテキスト系のAI機能です。対応アプリ上で以下のことができるようになります。

自分のPCが対応しているか確認する方法

GPU(グラフィックボード)の型番とVRAM容量を確認してみましょう。タスクマネージャーから簡単に確認できます。

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