【毎回リセット…】Windows11 KB5121003でPINが再起動のたびに消える不具合と対処法

「昨日まで問題なくPINでサインインできていたのに、今日は『PINが使えません』と表示されて再設定を求められる」「パソコンを再起動するたびに、また一からPINを作り直さないといけない」——そんな症状に困っていませんか。

実はこれ、2026年8月11日に配信されたWindows 11の更新プログラム「KB5121003」を適用した一部のパソコンで報告されている不具合です。何度PINを設定し直しても、再起動するとまた消えてしまうという、ループのような症状が特徴です。

この記事では、KB5121003の適用後にPINが毎回リセットされてしまう原因と、今すぐ試せる対処法をやさしく解説します。

まず試してほしいこと

PINが使えなくなっても、多くの場合はMicrosoftアカウントのパスワード(またはローカルアカウントのパスワード)でサインインする画面に切り替えられます。サインイン画面で「PIN」の下にある「サインインオプション」のリンクをクリックし、鍵のアイコンからパスワード入力に切り替えて、まずは普段どおりパソコンを使える状態にしてください。あわてて何度も再起動を繰り返すと、原因の切り分けがしづらくなるので落ち着いて進めましょう。

主な原因

原因① KB5121003に含まれる変更により、PINの認証情報を保管する「資格情報キー」が、パソコンを再起動するたびに新しく作り直される現象が一部の環境で発生しています。本来この処理は問題なく行われるはずですが、新しく作られたキーがそのまま壊れた状態になってしまい、次にサインインしようとしたときに「PINが使えません」というエラーになります。

原因② 一度PINを再設定しても、次に再起動したときにまた同じ現象でキーが壊れてしまうため、結果として「再起動するたびにPINを作り直す」というループに陥ってしまいます。

原因③ この症状はすべてのパソコンで起きるわけではなく、一部の環境に限定して報告されている段階です。2026年8月18日時点で、マイクロソフトから正式な原因発表や修正パッチのアナウンスはまだ出ていません。

原因④ なお、KB5121003は「AFD.sys」という部分に見つかった、すでに悪用が確認されていた深刻な脆弱性を修正する重要なセキュリティ更新でもあります。PINの不具合が煩わしいからといって、安易に更新プログラム自体を削除するのはおすすめできません。

対処法①パスワードでサインインしながら数日待つ

緊急に困っていない場合は、パスワードサインインに切り替えたまま数日〜1週間ほど様子を見るのも一つの方法です。マイクロソフトが不具合を把握し次第、修正プログラムが次回以降の更新で配信される可能性が高いためです。

対処法②NGCフォルダーをリセットしてPINを作り直す

PINの情報は「NGC」という専用フォルダーに保存されています。ここが壊れている場合、フォルダーの中身を一度リセットすることで直ることがあります。

1. スタートボタンを右クリックし、ターミナル(管理者)を選びます。

2. 開いた画面にtakeown /f C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Microsoft\Ngc /r /d yと入力してEnterキーを押し、フォルダーの所有権を取得します。

3. 続けてicacls C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Microsoft\Ngc /grant administrators:F /tと入力し、管理者にフルコントロール権限を与えます。

4. パソコンを再起動し、設定からアカウントサインイン オプションを開き、PINを新しく設定し直します。

操作に自信がない場合は、無理に進めず対処法③か④を先に試してください。

対処法③コマンドでHelloの認証情報を削除する

1. スタートメニューでPowerShellと検索し、通常のユーザー権限(管理者権限なし)で開きます。

2. certutil -deletehellocontainerと入力してEnterキーを押します。これで、現在サインインしているユーザーのWindows Hello(PINや顔認証などの総称)の認証情報がリセットされます。

3. パソコンを再起動し、設定からPINを再設定します。

対処法④PIN以外のサインイン方法を一時的に使う

指紋認証や顔認証(Windows Hello対応の機種の場合)は影響を受けていないケースが多いため、対応しているパソコンであれば一時的にそちらへ切り替えるのも実用的な回避策です。設定アカウントサインイン オプションから設定できます。

対処法⑤どうしても改善しない場合はKB5121003を一時的にアンインストールする

仕事などでパソコンを毎日安定して使う必要があり、他の対処法で改善しない場合は、最終手段として更新プログラムのアンインストールも選択肢になります。設定Windows Update更新の履歴更新プログラムをアンインストールするから、KB5121003を探してアンインストールします。

ただし前述のとおり、この更新には悪用が確認されているセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。アンインストールした場合は、設定のWindows Updateから更新の一時停止を使わず、代わりのセキュリティ対策(怪しいメールやファイルを開かない、Windowsセキュリティを有効にしておくなど)を徹底したうえで、修正版が配信され次第すぐに更新を適用してください。

まとめ

KB5121003適用後にPINが再起動のたびに消えてしまう症状は、PINの認証情報キーが再起動のたびに壊れてしまうことが原因と見られる、一部環境限定の不具合です。

まずはパスワードや指紋認証など別のサインイン方法に切り替えて、パソコンを使える状態を確保しましょう。そのうえでNGCフォルダーのリセットやHello認証情報の削除コマンドを試し、それでも改善しない場合のみ、更新プログラムのアンインストールを検討してください。今回の不具合はセキュリティ更新とセットになっているため、アンインストールしたままにせず、修正版が出たら早めに適用することが大切です。

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よくある質問

まず試してほしいこと

PINが使えなくなっても、多くの場合はMicrosoftアカウントのパスワード(またはローカルアカウントのパスワード)でサインインする画面に切り替えられます。サインイン画面で「PIN」の下にある「サインインオプション」のリンクをクリックし、鍵のアイコンからパスワード入力に切り替えて、まずは普段どおりパソコンを使える状態にしてください。あわてて何度も再起動を繰り返すと、原因の切り分けがしづらくなるので落ち着いて進めましょう。

主な原因

原因① KB5121003に含まれる変更により、PINの認証情報を保管する「資格情報キー」が、パソコンを再起動するたびに新しく作り直される現象が一部の環境で発生しています。本来この処理は問題なく行われるはずですが、新しく作られたキーがそのまま壊れた状態になってしまい、次にサインインしようとしたときに「PINが使えません」というエラーになります。

対処法①パスワードでサインインしながら数日待つ

緊急に困っていない場合は、パスワードサインインに切り替えたまま数日〜1週間ほど様子を見るのも一つの方法です。マイクロソフトが不具合を把握し次第、修正プログラムが次回以降の更新で配信される可能性が高いためです。

対処法②NGCフォルダーをリセットしてPINを作り直す

PINの情報は「NGC」という専用フォルダーに保存されています。ここが壊れている場合、フォルダーの中身を一度リセットすることで直ることがあります。

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