「ドライバーの自動更新を無効にしているのに、なぜか勝手にインストールされてしまった!」と戸惑っていませんか?
2026年6月初旬、Windowsのアップデート管理サービスに不具合が発生し、「ドライバーを自動でインストールしない」という設定が効かなくなる現象が多数報告されました。グラフィックスドライバー(画面表示を担うプログラム)が突然変わってゲームの動作がおかしくなったり、音声・映像デバイスが動かなくなったりと、影響を受けたユーザーは少なくありません。
Microsoftはこの不具合を公式に認め、2026年6月4日(水)に修正を完了しています。この記事では、何が起きたのか・どのドライバーが変わったか確認する方法・元に戻す対処法・今後ドライバーの自動更新を本当に止める方法をわかりやすく解説します。
まず確認!どのドライバーが勝手に更新されたか調べる
対処法を試す前に、どのドライバーが変わったかを確認しておきましょう。
- タスクバーのスタートボタン(Windowsマーク)を右クリックし、「デバイスマネージャー」をクリック
- 各カテゴリ(「ディスプレイアダプター」「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」など)を開き、問題のありそうなデバイスを右クリック→「プロパティ」をクリック
- 「ドライバー」タブを開くと「ドライバーの日付」が確認できます。6月2〜4日前後に更新されていれば、今回の不具合でインストールされたドライバーの可能性があります
なぜ「更新しない設定」にしていたのに更新されたの?原因を解説
Microsoftの公式発表(インシデントID:MO1332784)によると、原因はWindows Updateの「キャッシュサービス」と呼ばれる内部機能の設定ミスでした。
通常、Windowsはデバイスの「登録情報」を参照して「このパソコンはドライバーを自動でインストールしない設定になっている」と判断します。ところがキャッシュサービスの不具合により、この登録情報が一時的に消えてしまい、Windows側が「設定がない=自動でインストールしてよい」と誤って判断してしまいました。
なお、Microsoftは「インストールされたドライバーはすべてMicrosoft公認のものであり、セキュリティ上の脅威はない」と発表しています。ただし、グラフィックスドライバーのバージョンが変わることでゲームの動作が変化したり、音声・映像デバイスが正常に動かなくなったりするケースが実際に報告されています。
対処法① デバイスマネージャーでドライバーをロールバック(元のバージョンに戻す)する
最もシンプルな対処法です。問題のあるドライバーを、更新前のバージョンに戻すことができます。
- タスクバーのスタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」をクリック
- 問題のあるデバイス(例:「ディスプレイアダプター」内のグラフィックスカード)を右クリック→「プロパティ」をクリック
- 「ドライバー」タブをクリック
- 「ドライバーのロールバック」ボタンをクリック
- 理由を選ぶ画面が出たら、「以前のバージョンの方が動作が良かったから」などを選んで「はい」をクリック
- パソコンを再起動して動作を確認する
⚠️ 「ドライバーのロールバック」がグレーアウト(押せない状態)になっている場合は、以前のバージョンの情報が残っていないため、この方法は使えません。対処法②をお試しください。
対処法② システムの復元(復元ポイント)を使ってWindowsを元の状態に戻す
ドライバーのロールバックができない場合や、複数のドライバーが変わってしまった場合は、「システムの復元」を使うとWindowsごと以前の状態に戻せます。
- スタートボタンをクリックし、「復元ポイントの作成」と検索してクリック
- 「システムのプロパティ」が開いたら、「システムの復元」ボタンをクリック
- 「推奨された復元」または「別の復元ポイントを選択する」を選んで「次へ」をクリック
- ドライバーが変わる前の日付(6月2日より前)の復元ポイントを選んで「次へ」→「完了」をクリック
- 確認画面で「はい」をクリックするとパソコンが再起動し、復元が始まります
⚠️ システムの復元を行うと、その日以降にインストールしたアプリケーションが削除される場合があります。個人ファイル(写真・文書等)は消えませんが、事前に重要なデータをバックアップしておくと安心です。
📖 関連記事:【Windowsアップデート後に不具合が!】すぐできる対処法5選|元に戻す方法も解説
対処法③ ドライバーの自動更新を本当に止める正しい設定方法
今後同じことが起きないよう、ドライバーの自動更新を無効にしたい場合の設定方法を紹介します。
方法A:Windowsの設定から変更する(一般ユーザー向け)
- スタートボタンをクリック→「設定」(歯車アイコン)をクリック
- 「システム」→「詳細情報」をクリック
- 「システムの詳細設定」をクリック(「関連設定」欄にあります)
- 「ハードウェア」タブ→「デバイスのインストール設定」をクリック
- 「いいえ(デバイスの機能が低下する可能性があります)」を選んで「変更の保存」をクリック
この設定でWindows Updateによるドライバーの自動インストールを抑制できます。ただし、あくまでも「抑制」であり、今回のような不具合が発生すると設定が無視されることがある点は覚えておいてください。
方法B:グループポリシーから設定する(Windows Pro/Enterprise向け)
Windows 10/11 Pro以上をお使いの場合は、グループポリシー(Windowsの詳細設定ツール)で設定するとより確実です。
- キーボードの「Windowsキー+R」を押し、「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリック
- 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Update」を開く
- 「Windows Updateにドライバーを含めない」をダブルクリック
- 「有効」を選んで「OK」をクリック
⚠️ Windows Homeエディションにはグループポリシーエディターが搭載されていません。方法Aをお試しください。
まとめ
今回の不具合をまとめると、以下のとおりです。
- 2026年6月2〜4日に、Windowsのキャッシュサービスの不具合によりドライバー自動更新の設定が無効になった
- Microsoftは6月4日(水)に修正を完了。インストールされたドライバーはセキュリティ上の問題なし
- グラフィックスドライバーが変わってゲームの動作がおかしい・音が出ない場合は「ドライバーのロールバック」か「システムの復元」で元に戻せる
- 今後のドライバー自動更新を止めるには、設定からデバイスのインストール設定を変更するか、グループポリシー(Pro版のみ)を使う
ドライバーを元のバージョンに戻しても問題が解決しない場合は、ドライバーの提供元(NVIDIA・AMD・Intelなど)の公式サイトから適切なバージョンを手動でダウンロード・インストールすることをお試しください。
参考情報:Microsoft blames unexpected Windows driver updates on caching issue – BleepingComputer(2026年6月4日)
よくある質問
まず確認!どのドライバーが勝手に更新されたか調べる
対処法を試す前に、どのドライバーが変わったかを確認しておきましょう。
なぜ「更新しない設定」にしていたのに更新されたの?原因を解説
Microsoftの公式発表(インシデントID:MO1332784)によると、原因はWindows Updateの「キャッシュサービス」と呼ばれる内部機能の設定ミスでした。
対処法① デバイスマネージャーでドライバーをロールバック(元のバージョンに戻す)する
最もシンプルな対処法です。問題のあるドライバーを、更新前のバージョンに戻すことができます。
対処法② システムの復元(復元ポイント)を使ってWindowsを元の状態に戻す
ドライバーのロールバックができない場合や、複数のドライバーが変わってしまった場合は、「システムの復元」を使うとWindowsごと以前の状態に戻せます。


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