「最近Wi-Fiが遅い」「ときどき切れる」…それ、ルーターの寿命かもしれないと思っていませんか。
Wi-Fiルーターは毎日24時間動き続けている機械です。ただ、遅い・切れる原因は寿命とは限らず、設定や置き場所で直ることもよくあります。買い替える前に、本当に寿命なのかを見分けることが大切です。
この記事では、Wi-Fiルーターの寿命の目安と買い替えのサイン、寿命かどうかを確かめる方法、買い替えるときの選び方をわかりやすく解説します。
まず試してほしいこと
調子が悪いときは、まずルーターの再起動を試してください。電源アダプターをコンセントから抜いて30秒ほど待ち、挿し直します。ランプが落ち着くまで数分待ってから、もう一度つないでみましょう。
あわせて、光回線の終端装置(ONU)やモデムも同じように再起動すると、回線側の一時的な不調も解消できます。これで直るなら、まだ寿命ではありません。
Wi-Fiルーターの寿命は何年?
バッファローによると、Wi-Fiルーターは劣化しやすい部品がほとんどなく、本体は10年使い続けられることもあるそうです。つまり「何年たったら壊れる」というより、規格やセキュリティが古くなって性能を出し切れなくなることが買い替えの理由になります。
目安としては、購入から5年前後で一度見直すのがおすすめです。5年たつと、スマホやパソコンの対応規格が一段新しくなっていることが多く、メーカーのファームウェア(ルーターの中のソフト)の更新が止まっている機種も出てきます。
買い替えを考えたい5つのサイン
1つ目は、再起動しても遅い・切れるのが毎日のように続くことです。再起動直後だけ調子がよく、しばらくすると元に戻る場合は、本体の熱や劣化が影響していることがあります。
2つ目は、本体が異常に熱いことです。触れないほど熱い、ランプが点滅したまま戻らない、勝手に再起動するといった症状は、故障の前ぶれの可能性があります。
3つ目は、ファームウェアの更新が終わっていることです。更新が止まった機種は、新しく見つかった弱点(脆弱性)が直されないまま残るため、セキュリティの面で心配があります。
4つ目は、規格が古いことです。Wi-Fi 5(11ac)以前のルーターだと、Wi-Fi 6や7に対応したスマホ・パソコンの速さを生かせません。
5つ目は、つなぐ機器が増えたことです。スマホ・タブレット・ゲーム機・テレビ・スマート家電が増えると、古いルーターでは処理が追いつかず、遅くなることがあります。
寿命かどうかを確かめる方法
確認1:パソコンが使っているWi-Fiの規格を見る
1. スタートメニューから「設定」を開きます。

2. 左のメニューから「ネットワークとインターネット」を選びます。

3. 「Wi-Fi」をクリックし、つながっているネットワーク名の「プロパティ」(またはハードウェアのプロパティ)を開きます。

4. 「プロトコル」の欄を確認します。「Wi-Fi 4(802.11n)」や「Wi-Fi 5(802.11ac)」と表示されていて、パソコン側がWi-Fi 6以上に対応しているなら、ルーターが足を引っ張っている可能性があります。
確認2:ルーターの型番とファームウェアを調べる
ルーターの底面や側面のシールに型番が書かれています。「型番+ファームウェア」でメーカーのサイトを検索し、最新のファームウェアの公開日を確認しましょう。何年も更新がない、または「サポート終了」と書かれていたら、買い替えを考える時期です。
確認3:場所と時間を変えて速さを比べる
ルーターのすぐ近くと離れた部屋、昼と夜で、スピードテストのサイトを使って速さを比べてみてください。近くでも遅いならルーターや回線の問題、離れた部屋だけ遅いなら電波が届いていないだけなので、置き場所の見直しや中継器で解決できることがあります。夜だけ遅いなら、回線の混雑が原因かもしれません。
買い替える前に見直したいこと
ルーターは床の上や棚の奥、テレビの裏に置くと電波が届きにくくなります。家の中心に近い、床から1〜2mの高さの見通しのよい場所に置くだけで、改善することがあります。
電子レンジや水槽の近くも、電波が弱くなりやすい場所です。また、パソコン側の不調で切れている場合もあるので、ほかのスマホやタブレットでも同じ症状が出るか確かめておきましょう。
買い替えるならWi-Fi 6かWi-Fi 7のルーター
これから買うなら、Wi-Fi 6以上のルーターを選びましょう。手持ちのスマホやパソコンが新しく、長く使いたいならWi-Fi 7、費用を抑えたいならWi-Fi 6が目安です。

Wi-Fi 7の入門機ならバッファロー WSR3600BE4Pが候補です。2つの電波を同時に使う「MLO」に対応していて、家族みんなが同時につないでも安定しやすいモデルです。ただし6GHz帯には対応していません。
▼Wi-Fi 7の入門機:バッファロー WSR3600BE4P
特徴:2つの電波を同時に使うMLOに対応したWi-Fi 7ルーターで、機器が多い家でも安定しやすい。6GHz帯には非対応。
こんな人に:新しいスマホやパソコンがあり、これから5年以上使えるルーターがほしい人
費用を抑えたいなら、Wi-Fi 6のバッファロー WSR-3000AX4Lが手ごろです。1Gbpsの光回線とWi-Fi 6のスマホ・パソコンの組み合わせなら、十分な速さが出ます。
▼費用を抑えるなら:バッファロー WSR-3000AX4L
特徴:手ごろな価格のWi-Fi 6ルーターで、1Gbpsの光回線なら十分な速さが出る。Wi-Fi 7の機能は使えない。
こんな人に:Wi-Fi 5以前の古いルーターから、まずは安く買い替えたい人
まとめ
Wi-Fiルーターの本体は長持ちしますが、規格やセキュリティが古くなるため、購入から5年前後が見直しの目安です。再起動しても遅い・切れる、本体が熱い、ファームウェアの更新が終わっている、規格が古い、機器が増えた、というサインがあれば買い替えを考えましょう。
買い替える前に、再起動・置き場所の見直し・速さの比べ方で、本当にルーターが原因かを確かめておくと失敗しません。Wi-Fiがつながらないときの対処はWindows 11でWi-Fiが接続できない・切れる時の対処法8選もあわせてご覧ください。
📖 関連記事:Wi-Fi 7なのに速くない?ルーター・子機の選び方 / 中継器とメッシュWi-Fiどっちを買う? / 夜だけネットが遅い?IPv6(IPoE)とは
よくある質問
Wi-Fiルーターの寿命は何年ですか?
本体は劣化しやすい部品が少なく、10年使えることもあります。ただし規格やセキュリティが古くなるため、購入から5年前後で一度見直すのがおすすめです。
Wi-Fiが遅いのはルーターの寿命が原因ですか?
寿命とは限りません。再起動、置き場所の見直し、夜だけ遅いかどうかの確認で、回線の混雑や電波の届き方が原因と分かることもあります。ルーターの近くでも遅い状態が続く場合は、ルーターの劣化や規格の古さが考えられます。
ファームウェアの更新が終わったルーターは使い続けても大丈夫ですか?
更新が終わったルーターは、新しく見つかった弱点(脆弱性)が直されないまま残るため、セキュリティの面で心配があります。早めに買い替えを検討しましょう。
買い替えるならWi-Fi 6とWi-Fi 7のどちらがいいですか?
費用を抑えたい、光回線が1Gbps、スマホやパソコンがWi-Fi 6までならWi-Fi 6で十分です。新しいスマホやパソコンがあり、長く使いたい場合はWi-Fi 7を選ぶとよいでしょう。

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