【Windows11がスパイ?】「追跡サービス」騒動の真相をやさしく解説

セキュリティ・プライバシー

「Windows11が15分ごとに勝手にデータを送っている」「新しい追跡サービスがこっそり動いている」——そんな投稿がSNSで大きな話題になっているのを見て、不安になった方もいるのではないでしょうか。

タスクマネージャーを開いたときに見慣れないサービス名があると、「勝手に監視されているのでは」と心配になるのは当然のことです。特に「スパイウェアOS」といった刺激的な言葉まで飛び交うと、なおさら不安になりますよね。

この記事では、2026年8月に大きな話題となった「Windows Health and Optimized Experiences」騒動の経緯と、Microsoftの公式な説明を、専門用語をできるだけ使わずにわかりやすく解説します。気になる方向けの確認方法・設定方法もあわせて紹介します。

まず結論からお伝えします

結論からいうと、このサービスは新しく追加されたスパイ機能ではありません。実際には2025年からWindows11に存在している機能で、Microsoftのエンジニア(Scott Hanselman氏)が「個人のデスクトップ活動や個人的なコンテンツを収集するものではない」と公式に否定しています。

今すぐ何かを操作する必要はありません。まずは落ち着いて、次の項目で「何が起きたのか」を確認していきましょう。

何が起きた?「スパイ疑惑」騒動の経緯

今回の騒動は、あるX(旧Twitter)の投稿がきっかけでした。投稿者は「Windows Health and Optimized Experiences」という見慣れないサービスがバックグラウンドで常に動いており、15分おきにMicrosoftへデータを送信している、と主張しました。この投稿は11万回以上表示され、大きな注目を集めました。

この投稿は「ゲーミングPCがこっそり監視されている」という印象を与える内容だったため、多くのユーザーが不安を感じ、SNS上で拡散されました。なお、この投稿を行ったアカウントは、PC最適化サービスを有料で販売していることも指摘されています。

本当の原因は?サービスの正体を解説

これに対し、Microsoftのデベロッパーコミュニティ担当バイスプレジデントであるScott Hanselman氏が直接説明を行いました。それによると、このサービスは2025年からWindows11に組み込まれている「パフォーマンス診断機能」の一部です。

具体的には、パソコンの動作が遅い・もたつくとWindowsが検知したときに、その状況を記録したパフォーマンストレース(動作記録)を、パソコン内の「%SystemRoot%\Temp\DiagOutputDir\Whesvc」というフォルダーに一時的に保存する仕組みです。

重要なポイントは、この記録はパソコンの中に保存されるだけで、ユーザーが「フィードバックHub」から問題を報告として送信しない限り、Microsoftへ送られることはないという点です。つまり「常に監視されて自動送信されている」という主張は誤りだったことになります。また、ノートPCのバッテリー管理専用の機能でもなく、デスクトップPCも対象に含まれます。

対処法①:診断データの送信状況を設定画面で確認する

それでも「実際にどんな情報が送られる可能性があるのか」を確認しておきたい方は、以下の手順で設定を見てみましょう。

1. スタートメニューから「設定」を開きます。

2. 「プライバシーとセキュリティ」を選び、「診断とフィードバック」をクリックします。

3. 「診断データの送信」の項目で、現在どのレベル(必須の診断データ/任意の診断データ)が選ばれているかを確認します。

対処法②:送信レベルを「必須の診断データ」に絞る

より慎重に運用したい場合は、同じ「診断とフィードバック」画面で送信レベルを最小限の「必須の診断データ」に変更しておくと安心です。この設定は、パフォーマンス診断を含めたすべての診断データ送信に共通して影響します。

あわせて同じ画面にある「視覚エクスペリエンスの改善のためにスクリーンショットを送信する」などの任意項目もオフにしておくと、より安心して使えます。

対処法③:Feedback Hubで不用意に問題を報告しないようにする

今回のパフォーマンス診断データは、ユーザーが「フィードバックHub」アプリから問題を報告したときにだけ、記録済みのトレースがMicrosoftに送られる仕組みです。逆にいえば、フィードバックを送信しない限り情報が外部に出ることはありません。

身に覚えのないタイミングでフィードバック送信の確認画面が出てきた場合以外は、特に心配する必要はありません。不安な場合は、フィードバックHubアプリを開いて送信履歴を確認してみるとよいでしょう。

まとめ

今回の「Windows11スパイ疑惑」は、2025年から存在するパフォーマンス診断機能が誤って解釈され、SNSで拡散されたことが原因でした。記録はパソコン内に保存されるだけで、ユーザーが自分でフィードバックを送信しない限りMicrosoftに送られることはありません。

とはいえ、プライバシーへの不安を減らしたい場合は、今回紹介した「診断とフィードバック」設定から送信レベルを見直しておくと安心です。SNSの情報を鵜呑みにせず、公式の説明を確認する習慣をつけておくことをおすすめします。

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よくある質問

まず結論からお伝えします

結論からいうと、このサービスは新しく追加されたスパイ機能ではありません。実際には2025年からWindows11に存在している機能で、Microsoftのエンジニア(Scott Hanselman氏)が「個人のデスクトップ活動や個人的なコンテンツを収集するものではない」と公式に否定しています。

何が起きた?「スパイ疑惑」騒動の経緯

今回の騒動は、あるX(旧Twitter)の投稿がきっかけでした。投稿者は「Windows Health and Optimized Experiences」という見慣れないサービスがバックグラウンドで常に動いており、15分おきにMicrosoftへデータを送信している、と主張しました。この投稿は11万回以上表示され、大きな注目を集めました。

本当の原因は?サービスの正体を解説

これに対し、Microsoftのデベロッパーコミュニティ担当バイスプレジデントであるScott Hanselman氏が直接説明を行いました。それによると、このサービスは2025年からWindows11に組み込まれている「パフォーマンス診断機能」の一部です。

対処法①:診断データの送信状況を設定画面で確認する

それでも「実際にどんな情報が送られる可能性があるのか」を確認しておきたい方は、以下の手順で設定を見てみましょう。

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