「CopilotってAIでしょう?お金がかかるんじゃないの?」「アカウントを作らないと使えないの?」——Windows 11のタスクバーに並ぶCopilotのアイコンを前に、そう感じて触らずにいる方は少なくありません。
結論からお伝えすると、Copilotは無料で使えます。しかも、Microsoftアカウントにサインインしていない状態でも、ある程度までは使えます。ただし、サインインしているかどうかで使える機能と回数が大きく変わります。
この記事では、Copilotを無料で使い始める方法と、サインインの有無で何が違うのかを整理します。「サインインを求められて先に進めない」という方への対処も最後にご紹介します。
まず試したい:Copilotを無料で開く3つの入口
1. ブラウザでcopilot.microsoft.comを開く方法です。ChromeでもEdgeでも動き、インストールは不要です。いちばん手軽に試せます。
2. Windows 11なら、タスクバーやスタートメニューのCopilotアイコンをクリックします。標準で入っているので、追加のダウンロードは要りません。
3. スマートフォンなら、App StoreやGoogle Playで「Microsoft Copilot」アプリを入れます。パソコンとスマホでやりとりの続きができるのは、サインインした場合のみです。
サインインなしでもできること
文章の下書きや要約、言い回しの言い換えといった基本的なやりとりは、サインインしなくても試せます。「エラーメッセージの意味を教えて」「この文を丁寧な言葉にして」といった使い方なら十分です。
調べものにも使えます。Copilotはインターネットの情報を参照して答えるため、比較的新しい話題にも対応できます。ただし内容が正しいとは限らないので、大事な情報は元のサイトで確認してください。
いっぽうで、サインインなしの状態は会話が保存されません。画面を閉じたりブラウザを再起動したりすると、それまでのやりとりは消えてしまいます。
サインインすると増える機能
機能1:会話履歴が残ります。数日前に相談した内容の続きから話せるようになり、同じ説明を毎回する手間がなくなります。
機能2:画像の生成が使えるようになります。無料枠には1日あたりの回数制限がありますが、資料のイメージづくりには十分です。
機能3:長い会話や複雑な調べもの(Deep Researchなど)に対応する高度なモードが解放されます。こちらも無料枠では月あたりの回数が決まっています。
機能4:ファイルや画像を読み込ませて質問できます。「このPDFの要点をまとめて」といった使い方ができるようになります。
機能5:画面を見せながら相談できるCopilot Visionも使えます。詳しくはCopilot Visionの使い方をご覧ください。パソコンが重い原因を診断してくれるPC Insightsもサインインが前提の機能です。
サインインに使うMicrosoftアカウントは無料で作れます。作り方はMicrosoftアカウントの作り方とできることで解説しています。
有料版との違いはどこ?
無料版とのいちばん大きな違いは、WordやExcelの中でCopilotが使えるかどうかです。無料版のCopilotはチャット画面での利用が中心で、文書ソフトの中に入り込んで作業を手伝うことはできません。
Microsoft 365 Personal(税込で月額2,130円)に加入すると、WordやExcelの画面上でCopilotが使えるようになり、混雑時でも優先的に処理されます。料金や容量の詳細はMicrosoft 365のプラン比較にまとめました。
また、無料版には業務利用を前提とした管理機能や、社内データを横断して検索する機能がありません。会社で本格的に使う場合は法人向けのプランが必要になります。
「サインインしてください」と出て使えないときは
2026年に入ってから、以前はゲストのまま使えた場面でもサインインを求められるケースが増えています。以下を順に確認してください。
1. ブラウザのシークレットウィンドウで copilot.microsoft.com を開き直します。古いCookieが原因で表示がおかしくなっていることがあります。
2. 会社や学校から配られたパソコンの場合、管理者側でCopilotが制限されている可能性があります。この場合は個人で解除できません。業務で必要ならシステム担当に相談してください。
3. Edgeに勤務先のアカウントでサインインしたままだと、そのアカウントの制限が適用されます。個人用のプロファイルに切り替えるか、いったんすべてサインアウトしてから試してください。
4. どうしても使いたい場合は、無料のMicrosoftアカウントを個人用に1つ作ってサインインするのがいちばん確実です。作成でつまずいた方はアカウントが作成できない時の対処法をご覧ください。
使う前に知っておきたい注意点
個人情報や会社の機密情報を入力しないでください。無料版はやりとりの内容がサービス改善に使われる場合があります。氏名や住所、取引先名などは伏せて質問しましょう。
回答が間違っていることもあります。特に日付・金額・法律・医療に関する内容は、必ず公式の情報源で確認してください。
なお、Copilotを使わない方はアイコンや専用キーを無効にすることもできます。手順はCopilotキーを変更・無効化する方法で紹介しています。
まとめ
Copilotは無料で使えます。サインインしなくても文章の要約や調べものは試せますが、会話は保存されず、画像生成や高度なモードは使えません。
無料のMicrosoftアカウントでサインインするだけで、履歴の保存、画像生成、ファイルの読み込み、Copilot Visionなどが解放されます。追加料金は一切かかりませんので、続けて使うつもりならサインインしておくのがおすすめです。
WordやExcelの中でAIに手伝ってほしい場合だけ、有料のMicrosoft 365を検討すれば十分です。まずは無料の範囲でどこまでできるか、気軽に試してみてください。
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よくある質問
Copilotは無料で使えますか?
無料で使えます。ブラウザでcopilot.microsoft.comを開くか、Windows 11のタスクバーにあるCopilotアイコンをクリックするだけで始められます。Microsoftアカウントも無料で作成できます。
サインインしないと何ができなくなりますか?
会話履歴が保存されず、画面を閉じるとやりとりが消えます。また画像の生成や、長い調べものに対応する高度なモード、ファイルの読み込み、Copilot Visionといった機能も使えません。文章の要約や簡単な調べもの程度であればサインインなしでも試せます。
有料版との違いは何ですか?
いちばん大きな違いは、WordやExcelの中でCopilotが使えるかどうかです。税込で月額2,130円のMicrosoft 365 Personalに加入すると文書ソフトの中でAIが使えるようになり、混雑時にも優先的に処理されます。

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