【BSOD・起動不能!】Windows 11の6月更新KB5094126でフリーズ・BitLockerループ・OneDriveが壊れた場合の対処法

Windowsアップデート

Windows 11の6月アップデートをインストールしたら、パソコンが起動しなくなった・Windowsが真っ黒な画面で止まってしまった・OneDriveが開けなくなった、という報告が相次いでいます。

2026年6月9日にリリースされたKB5094126(Build 26200.8655)は、200件以上のセキュリティ修正を含む重要な更新ですが、一部のパソコンでBSOD(ブルースクリーン/ブラックスクリーン)・BitLockerリカバリーループ・OneDrive不具合などの深刻なトラブルが発生しています。

この記事では、KB5094126で起きている主な不具合と、それぞれの対処法をわかりやすくまとめます。

まず確認してほしいこと(BitLocker回復キーを手元に用意する)

BSOD・BitLockerループの対処にはBIOS操作が必要です。作業前に必ずBitLocker回復キーを用意しておいてください。

BitLocker回復キーの確認方法:Microsoftアカウントでサインインしている場合、account.microsoft.com/devices/recoverykeyからキーを確認できます。ローカルアカウントの場合は、事前にUSBや紙にバックアップしておく必要があります。

KB5094126で発生している主な不具合

①BSOD(ブラックスクリーン)・起動不能(エラー0xc0430001):アップデート後にパソコンが起動できなくなり、画面に「0xc0430001」というエラーが表示される症状です。主にHPのEliteBook 840 G10・ProBook 460 G11・ZBookや、DellのPrecisionシリーズで多発しています。

②BitLockerリカバリーループ:起動のたびにBitLockerの回復キー入力画面が表示され、キーを入力してもまたループしてしまう症状です。BitLockerが有効なパソコンで発生しやすくなっています。

③OneDriveがエクスプローラーから開けない:エクスプローラーの左側のナビゲーションパネルやタスクトレイのOneDriveアイコンをクリックしても反応しない症状です。DropboxやiCloud Driveでも同様の報告があります。

④業務用アプリでWordが動かない:DentrixやSoftdent・CCH ProSystem fxなど、Word連携機能を持つ業務ソフトでWordが正常に動作しなくなる症状です。Word単体では問題なく動きますが、アプリからの呼び出しが失敗します。

KB5094126でBSOD・起動不能になる原因

KB5094126はほとんどのPCでSecure Boot(セキュアブート)の証明書を更新する処理を行います。この処理でEFIパーティション(Windowsの起動に必要な領域)にファイルを書き込む必要があるのですが、古いPCに多い100MB程度の小さなEFIパーティションでは書き込みスペースが足りなくなることがあります。

特にHPのパソコンはBIOSリカバリーファイルをEFIパーティション内(EFI\HP\DEVFW)に保存しているため、空き容量がさらに少なくなりやすい構造です。また、BIOSが古いバージョンのままだと、Windows側のSecure Boot更新との間で互換性の問題が生じることもあります。

書き込みに失敗するとSecure BootがWindowsの読み込みをブロックし、0xc0430001のブラックスクリーンが発生します。BitLockerが有効な場合はリカバリー画面に誘導されます。

対処法①BIOSでSecure Bootを一時的に無効にして起動する

BSOD(0xc0430001)やBitLockerループで起動できない場合の対処法です。事前にBitLocker回復キーを用意してから作業を始めてください。

1. BIOS画面を開く:パソコンの電源を入れ、メーカーロゴが表示されるより前にBIOSキーを押します。HPのパソコンは「Esc」キー、DELLは「F2」、他のメーカーはサポートページで確認してください。

2. Secure Bootを無効にする:BIOS内で「Secure Boot」の設定を探し、「Disabled(無効)」に変更します。この操作でBitLocker回復キーの入力を求められる場合があります。

3. BIOS設定を保存してWindowsを起動する:設定を保存してBIOSを終了し、Windowsを起動します。デスクトップ画面まで進んだら、アップデートが完了していない場合はWindows Updateで完了させます。

4. 再起動してアップデートを適用する:パソコンを再起動し、アップデートが正常に適用されることを確認します。

5. BIOSでSecure Bootを再度有効にする:Windowsが正常に起動できるようになったら、再度BIOS画面を開いてSecure Bootを「Enabled(有効)」に戻してください。

上記の手順で解決しない場合は、BIOS(ファームウェア)を最新バージョンに更新してから再度試してみてください。それでも改善しない場合は、Microsoftまたはメーカーの対応を待ちながら一時的にSecure Bootを無効のままにしておくしかありません。

対処法②OneDriveがエクスプローラーで開けない場合はUACを有効にする

OneDriveやDropboxがエクスプローラーの左ペインから開けない場合、ユーザーアカウント制御(UAC)が無効になっているPCで発生しやすい症状です。UACを有効に戻すことで、KB5094126をアンインストールせずに解決できます。

1. コントロールパネルを開く:スタートボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選び、「control」と入力してEnterキーを押します。

2. UAC設定を開く:「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックします。

3. スライダーを既定値に戻す:スライダーが「通知しない(最下部)」になっている場合、上から2番目(既定値)か最上部に移動して「OK」をクリックします。

4. パソコンを再起動する:設定を反映させるために再起動します。エクスプローラーのサイドバーやタスクトレイからOneDriveが正常に開けるか確認してください。

なお、OneDriveのファイル自体はなくなっておらず、「C:\Users\ユーザー名」フォルダを直接開けばクラウドフォルダにアクセスできます。UAC変更で解決しない場合は、次の対処法(KB5094126のアンインストール)をお試しください。

対処法③KB5094126をアンインストールする

業務用アプリのWord連携が壊れた場合や、上記の方法で解決しない場合は、KB5094126を一時的にアンインストールする方法があります。ただし、このアップデートは200件以上のセキュリティ修正を含むため、アンインストールはあくまで一時的な対処として行ってください。

1. 設定を開く:スタートメニューから「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」をクリックします。

2. 更新プログラムのアンインストール画面を開く:画面下部の「更新プログラムをアンインストールする」をクリックします。

3. KB5094126を選択してアンインストールする:一覧から「KB5094126」を探し、右側の「アンインストール」ボタンをクリックします。

4. パソコンを再起動する:指示に従って再起動します。業務アプリのWord連携が復活するか確認してください。

対処法④アップデートがエラーでインストールできない場合

0x800F0823・0x800f0922・0x800705b9・0x800f0915などのエラーでKB5094126がインストールできない場合は、Microsoftアップデートカタログからオフラインインストーラー(.msuファイル)を手動でダウンロードして実行することで解決できるケースがあります。

1. Microsoft Update Catalogにアクセスする:ブラウザで catalog.update.microsoft.com を開き、「KB5094126」で検索します。

2. 自分のパソコンに合ったバージョンをダウンロードする:「Windows 11 Version 24H2」または「Version 25H2」の64ビット版(x64)を選んでダウンロードします。

3. ダウンロードした.msuファイルを実行する:ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。管理者権限が必要な場合は「はい」をクリックしてください。

まとめ

Windows 11の6月更新KB5094126は重要なセキュリティ修正を含む一方、一部のPCで深刻な不具合が発生しています。BSOD・BitLockerループにはBIOSでSecure Bootを一時無効化する方法が有効で、OneDrive問題はUACを有効に戻すことで解決できます。業務アプリのWord連携が壊れた場合はアップデートのアンインストールが選択肢となります。

Microsoftはまだ公式に問題を認めていませんが、追加の修正パッチが近くリリースされると見られています。上記の対処法を試してもBSODや起動不能が解決しない場合は、HPやDellなどメーカーのサポートに問い合わせるか、修理専門店への相談も検討してみてください。

📖 関連記事:PCが重い・遅い・フリーズする症状別の対処法まとめ

よくある質問

まず確認してほしいこと(BitLocker回復キーを手元に用意する)

BSOD・BitLockerループの対処にはBIOS操作が必要です。作業前に必ずBitLocker回復キーを用意しておいてください。

KB5094126で発生している主な不具合

①BSOD(ブラックスクリーン)・起動不能(エラー0xc0430001):アップデート後にパソコンが起動できなくなり、画面に「0xc0430001」というエラーが表示される症状です。主にHPのEliteBook 840 G10・ProBook 460 G11・ZBookや、DellのPrecisionシリーズで多発しています。

KB5094126でBSOD・起動不能になる原因

KB5094126はほとんどのPCでSecure Boot(セキュアブート)の証明書を更新する処理を行います。この処理でEFIパーティション(Windowsの起動に必要な領域)にファイルを書き込む必要があるのですが、古いPCに多い100MB程度の小さなEFIパーティションでは書き込みスペースが足りなくなることがあります。

対処法①BIOSでSecure Bootを一時的に無効にして起動する

BSOD(0xc0430001)やBitLockerループで起動できない場合の対処法です。事前にBitLocker回復キーを用意してから作業を始めてください。

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