共有フォルダにアクセスできないときの対処法3選【Windows10/11・24H2対応】

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ネットワーク・ブラウザ

ネットワーク経由でパソコンの共有フォルダを使っていると、ある日突然アクセスできなくなることがあります。Windowsのアップデート後に発生することが多く、設定が知らないうちに変わってしまうのが主な原因です。

この記事では、共有フォルダにアクセスできなくなったときに試すべき対処法を3つ、画像つきでわかりやすく解説します。Windows 10・11(24H2)どちらにも対応しています。

共有フォルダにアクセスできなくなる原因

Windowsのアップデートによって、ネットワークの種類・パスワード保護共有・SMBの設定が変わってしまうことがあります。特にWindows 11の「24H2」アップデート以降、セキュリティ強化によって共有フォルダが開けなくなる事例が急増しています。以下の3つの設定を順番に確認してみましょう。

エラー表示が「非認証のゲストアクセスがブロック」ならアカウント接続、それ以外なら対処法①〜③の順に試すことを示したイメージ図
共有フォルダが開けないときの切り分け(イメージ図)

対処法①:ネットワークの種類を「プライベート」に変更する

ネットワークの種類が「パブリック」になっていると、共有フォルダへのアクセスがブロックされます。まずここを確認しましょう。

1. タスクバーの検索ボックスに「ネットワークの状態」と入力して実行します。

2. 現在のネットワーク状態が表示されます。「パブリックネットワーク」と表示されている場合は変更が必要です。

3. 「プロパティ」をクリックし、「プライベート」を選択します。

これでネットワークの種類を「プライベート」に変更できました。それでもアクセスできない場合は対処法②へ進みましょう。

対処法②:パスワード保護共有を無効にする

「パスワード保護共有」が有効になっていると、パスワードを持たないユーザーからのアクセスが拒否されます。※無効にすると、同じネットワーク内の誰でも共有フォルダにアクセスできるようになるため、家庭内など信頼できるネットワークだけで行いましょう。また、Windows 11 24H2以降で「非認証のゲストアクセス」がブロックされている場合は、この方法では解決しません(後述の24H2の項目を参照)。

1. 検索ボックスに「共有の詳細設定の管理」と入力して実行します。

2. 一番下にある「すべてのネットワーク」をクリックして展開します。

3. 「パスワード保護共有を無効にする」を選択して「変更の保存」をクリックします。

これでパスワード保護共有を無効にできました。それでも解決しない場合は対処法③へ進みましょう。

対処法③:SMB関連の設定を有効にする

SMB(ファイル共有の通信プロトコル)のうち、古い「SMB 1.0」はWindowsの初期状態で無効になっています。古いNASや古いパソコンなど、SMB 1.0にしか対応していない機器の共有フォルダは、このままだと表示されないことがあります。

⚠️ 注意:SMB 1.0はセキュリティ上のリスクが指摘されています。SMB 2.0以降はWindowsで最初から有効になっているため、ふだんはこの設定は必要ありません。古い機器と接続する必要がある場合にのみ有効にし、使い終わったら無効に戻すことをおすすめします。

1. 検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して実行します。

2. 表示方法を「カテゴリ」に変更し、「プログラムのアンインストール」をクリックします。

3. 左側の「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。

4. 「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」をクリックして展開します。

5. 「SMB 1.0/CIFS クライアント」にチェックを入れて「OK」をクリックします(「サーバー」や「自動削除」は、必要な場合を除いてチェック不要です)。

パソコンを再起動して、共有フォルダにアクセスできるようになったか確認しましょう。

【Windows 11 24H2】ゲストアクセスがブロックされている場合

Windows 11の24H2アップデート以降、「組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲストアクセスがブロックされています」というエラーが出て共有フォルダに接続できないケースが急増しています。

この場合、上記3つの対処法では解決しないことがあります。根本的な解決策は、共有元のパソコンにユーザーアカウントを作成し、アクセス先のパソコンの「資格情報マネージャー」にそのアカウント情報を登録することです。

ユーザー名・パスワードなしのゲスト接続は24H2でブロックされることがあり、共有元のアカウントで接続すれば接続できることを示したイメージ図
ゲスト接続とアカウント接続の違い(イメージ図)

設定が難しい場合は、ネットワーク管理者またはサポート業者にご相談ください。

📖 1回だけファイルを渡したい方へ:共有フォルダを設定しなくても、Windows 11の「近距離共有」で近くのパソコンへ直接送れます → Windows 11の近距離共有でファイルを送る方法

まとめ

共有フォルダにアクセスできない場合は、①ネットワーク種類の確認、②パスワード保護共有の無効化、③SMB設定の有効化の順番に試してみてください。

Windowsアップデート後にこれらの設定が変わってしまうことが多いため、アップデート後に問題が起きた際はまずこの3点を確認するのが近道です。Windows 11の24H2以降では、ゲストアクセスのブロックが原因になっているケースも増えているので合わせて確認してみましょう。

よくある質問

共有フォルダにアクセスできない場合、ネットワーク自体に問題があるのですか?

必ずしもネットワーク全体の問題ではありません。ファイル共有の設定・ファイアウォール・SMBプロトコルのバージョン不一致・アクセス権限など、ネットワーク共有特有の原因が多いです。

Windows 11アップデート後に共有フォルダに繋がらなくなった場合はどうすればいいですか?

Windows 11の24H2では、パスワードなしの「ゲストアクセス」が初期設定でブロックされるようになり、共有フォルダに繋がらなくなるケースが増えています。まず対処法①のネットワークの種類を確認し、それでも繋がらない場合は、共有元のパソコンのユーザー名とパスワードを使って接続する方法(本文の24H2の項目)を試してください。

共有フォルダのパスワードが分からなくなった場合はどうすればいいですか?

共有を設定しているパソコン側(ホスト側)でWindowsの「資格情報マネージャー」やネットワーク共有の設定を確認してください。ホスト側のユーザーアカウントのパスワードを確認してみてください。

この記事を書いた人
IT保守歴10年以上
まる

「パソコンサポートガイド(maru-note.com)」を運営している「まる」です。IT企業の保守部門で10年以上、ハードウェア・ネットワーク・システムの保守を担当してきました。パーツ交換や故障診断、LAN/Wi-Fiの設定、Windowsのアップデート運用など、現場で実際に対応してきたトラブルをもとに記事を書いています。同じトラブルで困る方を多く見てきた経験から、専門用語をなるべく使わず、初心者の方が手順どおりに進めれば解決できる記事を目指しています。

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