パソコンをシャットダウンしようとしたのに、「シャットダウンしています…」の画面がいつまでも消えない——そんな経験はありませんか?
実はこれ、あなたのパソコンの設定の問題ではなく、Windows 11に存在するバグが原因だった可能性が高いです。2026年6月、Microsoftはこのシャットダウン遅延問題を公式にバグとして認定しました。
この記事では、シャットダウンが遅くなる原因と、Microsoftが提供した修正プログラムの適用方法、そして今すぐできる暫定対処法をわかりやすく解説します。
シャットダウンが遅い原因は「BITSサービス」のバグ
Microsoftが公式に認めたところによると、このシャットダウン遅延の原因は「BITS(Background Intelligent Transfer Service)」というWindowsのサービスです。
BITSとは、バックグラウンドでWindowsのアップデートファイルなどをダウンロードするための仕組みです。通常はシャットダウンの邪魔をするものではないのですが、今回確認されたバグでは、シャットダウン時にBITSの処理が終わるまでWindowsが待ち続けてしまうという動作が発生していました。
この問題はすべてのPCで発生するわけではありませんが、シャットダウン時に画面が止まって数十秒〜数分間動かなくなる症状が出ている場合、このバグが原因の可能性があります。
修正プログラム「KB5095093」が2026年7月14日に全員に展開される
Microsoftはこの問題を修正するアップデート「KB5095093」を2026年6月23日にリリースしました。このアップデートを適用することで、BITSの待機時間が大幅に短縮され、シャットダウンが速くなります。
KB5095093は現時点では「オプションのプレビュー更新」として提供されており、手動で適用する必要があります。ただし、2026年7月14日(月例更新・Patch Tuesday)には自動的に全ユーザーに展開される予定です。急いで直したい方は今すぐ手動で適用できます。
対処法① KB5095093を今すぐ手動で適用する
シャットダウンの遅さを今すぐ解消したい場合は、KB5095093を手動でインストールしましょう。手順は以下の通りです。
1. 「スタートメニュー」を開き、「設定」(歯車アイコン)をクリックします。
2. 左側のメニューから「Windows Update」を選びます。
3. 「詳細オプション」をクリックします。
4. 「最新の更新プログラムをすぐに入手する」をオンにします。この設定をオンにすることで、プレビュー更新(オプション更新)が表示されるようになります。
5. 「Windows Update」の画面に戻り、「更新プログラムのチェック」をクリックします。
6. 「2026-06 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2 の累積更新プログラム プレビュー (KB5095093)」が表示されたら「今すぐダウンロードしてインストール」をクリックします。
インストール後、PCを再起動して完了です。次回シャットダウン時に時間が短くなっているか確認してみてください。
対処法② 7月14日の月例更新を待つ(急がない方向け)
急いでいない方や、プレビュー更新をインストールしたくない方は、2026年7月14日の月例更新(Patch Tuesday)まで待つだけでも構いません。
Microsoftの月例更新は毎月第2火曜日(日本時間では翌水曜日ごろ)に配信されます。7月14日の更新にKB5095093の修正内容が含まれる予定のため、Windows Updateを有効にしているPCには自動的に修正が届きます。特別な操作は不要です。
対処法③ 修正前の暫定回避策
修正アップデートがまだ届いていない状況で、どうしてもシャットダウンを急ぎたい場合は、以下の方法を試してみてください。
「高速スタートアップ」を無効にする:設定から「電源とスリープ」→「電源の追加設定」→「電源ボタンの動作を選択する」→「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックし、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外して「変更の保存」をクリックします。一部の環境ではこれだけでシャットダウンが速くなることがあります。
強制シャットダウン(最終手段):シャットダウン画面のまま数分以上動かない場合は、電源ボタンを長押し(約4〜5秒)してPCを強制終了できます。ただし、作業中のファイルが保存されない場合があるため、必ず事前に保存してから行ってください。HDD・SSDへの負担もあるため、緊急時のみの手段として使用してください。
KB5095093には他にも改善が含まれています
KB5095093はシャットダウン問題の修正だけでなく、さまざまな改善が含まれています。主なものを紹介します。
Bluetooth接続の大幅改善:AirPodsやBluetooth対応イヤホンとの接続が安定し、音が途切れにくくなります。接続(ペアリング)もより速くなります。
ファイルエクスプローラーの高速化:ファイルエクスプローラーのホーム画面の表示が速くなり、全体的な操作感が向上します。
ごみ箱の不具合修正:ファイルを完全削除するときの確認ダイアログに別のファイル名が表示されてしまう不具合も修正されています。
まとめ
Windows 11でシャットダウンが遅い・終わらない問題は、BITSサービスのバグが原因としてMicrosoftが公式に認定しました。修正プログラム「KB5095093」を適用することで症状が改善します。
急いで直したい方はWindows Updateの「詳細オプション」から「最新の更新プログラムをすぐに入手する」をオンにしてKB5095093を手動インストール、急がない方は2026年7月14日の月例更新を待つだけでOKです。
更新後もシャットダウンが遅い場合は、スタートアッププログラムが多い・ディスクの空き容量が少ないなど他の原因も考えられます。動作全体が重い場合はパソコンが重い・遅いときの対処法まとめもあわせてご確認ください。
📖 関連記事:【BSOD・起動不能!】Windows 11の6月更新KB5094126でフリーズ・BitLockerループ・OneDriveが壊れた場合の対処法
よくある質問
シャットダウンが遅い原因は「BITSサービス」のバグ
Microsoftが公式に認めたところによると、このシャットダウン遅延の原因は「BITS(Background Intelligent Transfer Service)」というWindowsのサービスです。
修正プログラム「KB5095093」が2026年7月14日に全員に展開される
Microsoftはこの問題を修正するアップデート「KB5095093」を2026年6月23日にリリースしました。このアップデートを適用することで、BITSの待機時間が大幅に短縮され、シャットダウンが速くなります。
対処法① KB5095093を今すぐ手動で適用する
シャットダウンの遅さを今すぐ解消したい場合は、KB5095093を手動でインストールしましょう。手順は以下の通りです。
対処法② 7月14日の月例更新を待つ(急がない方向け)
急いでいない方や、プレビュー更新をインストールしたくない方は、2026年7月14日の月例更新(Patch Tuesday)まで待つだけでも構いません。

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