Windows11を使っていると、パソコンを起動してからしばらくして「ウイルス対策がオフです」「Windows セキュリティ」という赤い警告が表示されることはありませんか。あわててウイルス対策ソフトの状態を確認しても、Microsoft Defenderはきちんと動いている……という不可解な状況に困っている方が増えています。
実はこれ、Microsoft Defender自体の不具合による誤表示(バグ)です。8月の更新プログラム「KB5121003」と同じ時期に起き始めたため、当初はこの更新が原因だと考えられていましたが、Microsoftは2026年8月下旬にこの問題を認め、原因は「Defenderの更新」だったと説明しています。そして9月17日に配信されたDefenderの更新(バージョン4.18.26080.4)で修正済みです。パソコンが実際にウイルスへ無防備な状態になっているわけではありません。
この記事では、なぜこの警告が出るのか、本当に保護されているかを確認する方法、そして警告を消すための具体的な対処法を順番に解説します。
まず試してほしいこと
本格的な対処の前に、まずは本当にウイルス対策が無効になっていないかを確認しましょう。スタートメニューで「PowerShell」と検索して開き、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Get-MpComputerStatus
表示された結果のうち「AntivirusEnabled」が「True」になっていれば、Microsoft Defenderは正常に動作しています。この場合、警告は実際の保護状態とは無関係な表示上の不具合ですので、慌てて別のウイルス対策ソフトを新たに導入する必要はありません。あわせて、同じ結果にある「AMProductVersion」が4.18.26080.4以上になっていれば、今回の誤表示を直す更新はすでに入っています。

主な原因
原因①:Microsoft Defenderの更新による不具合
Microsoftは、Defenderの更新を入れたあとに、保護は正常に動いているのに「ウイルス対策がオフです」という通知が出る問題を、既知の不具合として認めました(2026年8月下旬)。Windows 11だけでなく、Windows 10やWindows Serverでも起きていました。
原因②:KB5121003とは時期が重なっただけ
8月の月例更新KB5121003と同じころに起き始めたため「KB5121003のせい」と広まりましたが、Microsoftの説明では月例更新が原因ではありません。この誤表示のためにKB5121003を削除する必要はありません。
原因③:起動のたびに繰り返し表示される
この誤通知は、パソコンを起動してしばらくたってから表示され、その後もときどき繰り返し出るのが特徴です。通知の設定をオフにしても表示されることがあり、余計に不安になってしまう方が多かったようです。
原因④:9月17日のDefenderの更新で修正済み
Microsoftは9月17日に、この不具合を直したDefenderの更新(バージョン4.18.26080.4)を配信しました。通常はWindows Updateで自動的に入るので、まずはパソコンを最新の状態にしておけば解決します。
対処法①:Defenderを最新の状態に更新する
今回の誤表示を直すDefenderの更新(4.18.26080.4)は、通常は自動で入ります。まだ警告が出る場合は、手動で更新を確認しましょう。
1. スタートメニューから「Windowsセキュリティ」を開きます。
2. 「ウイルスと脅威の防止」を選び、「保護の更新」をクリックします。
3. 「更新の確認」ボタンを押し、最新の状態になるまで待ちます。あわせて「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」も実行しておくと確実です。
4. 更新が終わったらパソコンを再起動し、警告が出なくなったか確認します。
対処法②:Windowsセキュリティアプリを修復する
定義ファイルの更新だけで直らない場合は、アプリ自体を修復してみましょう。
1. スタートメニューから「設定」を開きます。

2. 「アプリ」→「インストール済みアプリ」を選びます。
3. 一覧から「Windowsセキュリティ」を探し、右側の三点リーダー(…)をクリックして「詳細オプション」を選びます。
4. 「修復」ボタンを押します。ファイルは削除されず、アプリの状態だけがリセットされます。
対処法③:セキュリティセンターのサービスを再起動する
それでも改善しない場合は、裏側で動いているサービスを手動で再起動してみます。
1. スタートメニューで「services.msc」と入力してEnterキーを押します。
services.msc
2. 一覧から「Security Center」(Windows セキュリティセンター)を探します。
3. 右クリックして「再起動」を選びます。サービスが停止していた場合は「開始」を選んでください。
対処法④:システムファイルの状態を確認する
警告が繰り返し出る場合、念のためシステムファイルの破損がないかも確認しておくと安心です。
1. スタートメニューで「コマンドプロンプト」と検索し、「管理者として実行」を選びます。
2. 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。sfc /scannow
sfc /scannow3. 完了したら、続けて次のコマンドも実行します。DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth4. どちらも完了したらパソコンを再起動します。
対処法⑤:Feedback Hubで報告する
Defenderを最新にしても警告が消えない場合は、別の原因も考えられます。改善しない場合は、Windows標準の「Feedback Hub」アプリから状況を報告しておきましょう。報告が増えるほど、Microsoftの修正対応が早まる可能性があります。
まとめ
Windows11で「ウイルス対策がオフです」という警告が消えない場合の多くは、Microsoft Defenderの不具合による表示上の誤表示(9月17日の更新で修正済み)であり、実際にパソコンが無防備になっているわけではありません。
まずはPowerShellのGet-MpComputerStatusコマンドで本当の保護状態を確認し、それでも警告が続く場合はDefenderの定義ファイルの更新、Windowsセキュリティアプリの修復、サービスの再起動を順番に試してみてください。
これらを試しても改善しない場合は、システムファイルの確認とFeedback Hubへの報告まで行っておくと安心です。焦って別のセキュリティソフトを新しく導入する前に、まずは今のDefenderが本当に無効になっているかどうかを確認することが大切です。
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よくある質問
「ウイルス対策がオフです」という警告が消えないのはなぜですか?
Microsoft Defender自体の不具合による誤表示です。保護は正常に動いているのに、表示だけが「オフ」になっていました。Microsoftは2026年8月下旬にこの問題を認め、9月17日に配信したDefenderの更新(バージョン4.18.26080.4)で修正しています。
KB5121003が原因ですか?アンインストールしたほうがいいですか?
Microsoftの説明では、原因は8月の月例更新KB5121003ではなくDefenderの更新です。KB5121003には重要なセキュリティ修正が含まれているので、この誤表示のために削除する必要はありません。
本当に保護されているか確認する方法はありますか?
PowerShellで「Get-MpComputerStatus」を実行し、「AntivirusEnabled」が「True」なら正常に動いています。「AMProductVersion」が4.18.26080.4以上なら、誤表示を直す更新も入っています。
Defenderを最新にしても警告が消えないときはどうすればいいですか?
Windowsセキュリティアプリの修復、Security Centerサービスの再起動、sfc /scannowとDISMによるシステムファイルの確認を順に試してください。それでも消えない場合はFeedback Hubから報告しておきましょう。


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