Windows 10のパソコンに「KB5126657」という更新プログラムが届いたけれど、入れて大丈夫なのか不安…という方も多いのではないでしょうか。
KB5126657は、2026年10月14日(日本時間)に配信されたWindows 10の10月のセキュリティ更新プログラムです。ESU(拡張セキュリティ更新)に登録したパソコンに届き、悪用されている脆弱性の修正や、ファイル履歴の不具合の修正などが含まれています。一方で、9月から続くUSBオーディオの不具合はまだ完全には直っていません。
この記事では、KB5126657で直ったこと・まだ残っている不具合・入れる前に確認したいことを、Windows 10を使い続けている方向けにわかりやすくまとめます。
まず確認してほしいこと
結論から言うと、KB5126657は基本的に入れてください。セキュリティの修正が含まれているため、入れないままにしておくほうが危険です。
ただし、USB接続のヘッドセットやDAC(音をよくする機器)、オーディオインターフェースを使っている方は、9月の更新から音が出なくなる不具合が報告されています。すでに9月の更新を入れて問題なく使えているなら、10月の更新を入れても状況は変わりにくいと考えてよいでしょう。
入れる前に判断するときは、次の順番で考えると迷いません。ESUに登録しているか→USBオーディオ機器を使っているか→すでに9月の更新で音が出なくなっていないか、の3つです。

KB5126657で直ったこと・変わったこと
マイクロソフトの公開情報によると、KB5126657の主な内容は次のとおりです。新しい機能の追加はありません。
1. セキュリティの修正
10月の月例更新で修正された脆弱性(パソコンの弱点)への対策が入っています。10月は過去最多規模の修正があった月で、実際に悪用されている脆弱性も含まれています。
2. ファイル履歴の不具合を修正
バックアップ機能の「ファイル履歴」で、ドライブをつないでいるのに「ドライブを再接続してください」と表示され、バックアップが止まる不具合が直りました。更新後は、最後にバックアップした日時が新しくなっているか確認しておくと安心です。
3. 記憶域スペースの不具合を修正
複数のドライブをまとめて使う「記憶域スペース」で、更新後に仮想ディスクがオフラインのままになる問題が修正されました。
4. 外付けドライブ(ReFS)の監査機能を追加
ReFSという形式でフォーマットされた外付けドライブについて、記録(監査)を取る機能が追加されました。今のところ何かがブロックされるわけではないので、一般の方は特に気にしなくて大丈夫です。
5. セキュアブート証明書の更新が続行
パソコンの起動を守る「セキュアブート」の証明書の入れ替えが、引き続き進められています。
このほか、9月に配信された更新の内容もすべて含まれています。
まだ残っている不具合:USBオーディオ機器が使えない
2026年9月9日以降の更新を入れたあと、一部のUSBオーディオ機器(USB Audio Class 1.0に対応した、ヘッドセット・DAC・ミキサーなど)が使えなくなる不具合が、マイクロソフトの既知の問題として掲載されています。KB5126657が原因ではありませんが、この更新でも完全には直っていません。
主な症状
デバイスマネージャーで「このデバイスを開始できません。(コード 10)」と表示される、音が出ない、音量の操作が効かない・0のまま動かない、サウンドの設定画面が反応しない、といった症状です。
8チャンネル・3Dオーディオで鳴らない症状は改善済み
2チャンネル(ステレオ)では鳴るのに、8チャンネルや3Dオーディオにすると鳴らない症状は、9月の緊急更新で修正され、KB5126657にも含まれています。
今できる回避策
マルチチャンネルでまだ鳴らないときは、サウンドの設定で機器の形式を2チャンネル(ステレオ)にすると、音が戻ったという報告があります。それでも使えない場合は、Bluetoothや3.5mmの有線イヤホンなど、別の方法で音を出すのが確実です。
同じ不具合はWindows 11でも起きています。くわしい症状と対処はUSBオーディオが「コード10」で使えない不具合の対処法でも解説しています。
KB5126657が届かない・インストールできないとき
ESUに登録しているか確認する
KB5126657は、ESU(拡張セキュリティ更新)に登録したWindows 10 22H2のパソコンに配信されます。登録していないパソコンには届きません。登録できているかはESUが有効か確認する方法で確かめられます。
「0x8024401c」のダウンロードエラーが出るとき
一部の環境で、ダウンロードエラー「0x8024401c」が出てインストールできないという報告があります。先に.NETの更新など、ほかに届いている更新プログラムを入れてパソコンを再起動し、もう一度「更新プログラムのチェック」を押すと入ることがあります。
Windows Updateの手順
1. スタートボタンから「設定」を開き、「更新とセキュリティ」を選びます。
2. 「Windows Update」の画面で「更新プログラムのチェック」を押します。
3. KB5126657が表示されたらダウンロードとインストールを行い、終わったら再起動します。
配信の当日は、いつもより届くのが遅れたという報告もありました。届いていないときは、時間をおいてからもう一度チェックしてください。
Windows 10をいつまで使えるか・今後の準備
個人向けのESUは2027年10月まで延長されており、それまではこうした月例のセキュリティ更新が届きます。次のWindows 10の更新は、2026年11月11日(日本時間)ごろの予定です。
ただ、ESUが終わるとセキュリティ更新は届かなくなります。パソコンがWindows 11の条件を満たしているなら、時間に余裕のあるうちにアップグレードしておくと安心です。
📖 Windows 11へ移る準備をしたい方へ:データは消えるのか、どんな順番で進めればいいかを画面つきで解説しています → Windows 10からWindows 11へアップグレードする手順
まとめ
KB5126657は、2026年10月14日に配信されたWindows 10(ESU)向けのセキュリティ更新です。悪用中の脆弱性の修正やファイル履歴の不具合の修正が含まれているので、基本的には入れておきましょう。
注意点は、9月から続くUSBオーディオの不具合がまだ残っていることです。USBのヘッドセットやDACで音が出なくなったら、2チャンネル(ステレオ)への切り替えや、別の接続方法を試してください。
届かないときはESUの登録状況を確認し、ダウンロードエラーが出るときはほかの更新を先に入れてから再チェックするのがおすすめです。7月の更新の内容はKB5099539(7月のESU更新)の解説も参考にしてください。
📖 関連記事:Windows Updateが失敗するときの完全対処ガイド
📖 関連記事:Windows 10のESUが2027年10月まで無料延長 / ファイル履歴がドライブを認識しない不具合 / Windows 10月更新で修正されたゼロデイ
よくある質問
KB5126657はいつ配信されたWindows 10の更新プログラムですか?
2026年10月14日(日本時間)に配信された、Windows 10 22H2・21H2向けの10月のセキュリティ更新プログラムです。ESUに登録したパソコンに届きます。
KB5126657は入れても大丈夫ですか?
悪用されている脆弱性の修正やファイル履歴の不具合の修正が含まれているため、基本的には入れておくのがおすすめです。USBオーディオ機器を使っている方は、9月から続く不具合に注意してください。
KB5126657を入れたあとUSBのヘッドセットから音が出ないときはどうすればいいですか?
9月以降の更新で起きているUSBオーディオの既知の不具合の可能性があります。サウンドの設定で2チャンネル(ステレオ)に切り替えるか、Bluetoothや有線イヤホンなど別の方法で音を出してください。
KB5126657が届かないのはなぜですか?
ESU(拡張セキュリティ更新)に登録していないWindows 10には配信されません。登録状況を確認し、ダウンロードエラーが出る場合はほかの更新を先に入れて再起動してから、もう一度更新プログラムのチェックをしてください。

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