【勝手にアップグレードされた!】Windows 11が自動で25H2になる理由と、強制を拒否・延期する方法5選

Windowsアップデート

ある日突然、パソコンを起動したらWindowsのバージョンが「25H2」に変わっていた——そんな経験をされた方が増えています。「自分では何もしていないのに」「勝手に変えられた気がして不安」と感じるのは当然です。

実はこれ、Microsoftが意図的に行っている自動アップグレードです。悪意のある第三者によるものでも、ウイルスによる被害でもありません。この記事では、なぜ25H2への自動アップグレードが始まっているのか、安全かどうか、そして強制を拒否・延期する方法(全5つ)をわかりやすく解説します。

まず確認:本当に25H2になっているか調べる方法

自分のパソコンのWindowsバージョンを確認する手順は次のとおりです。

① キーボードの 「Windowsキー」と「R」を同時に押します。「ファイル名を指定して実行」という小さなウィンドウが開きます。

② 入力欄に 「winver」と入力して「OK」をクリックします

③ 「Windowsのバージョン情報」という画面が開きます。「バージョン 25H2」と表示されていれば、すでに自動アップグレードが完了しています。「バージョン 24H2」や「23H2」と表示されていれば、まだアップグレードされていません。

なぜ25H2に自動アップグレードされるの?

Microsoftは2026年6月下旬から、IT部門に管理されていない家庭用・個人用パソコン(Windows 11 HomeおよびPro)に対して、バージョン25H2への自動アップグレードを本格展開しています。

理由は主に2つあります。ひとつはサポート期限の問題です。Windows 11 24H2のHomeおよびProエディションのサポートは2026年10月13日に終了します。サポートが切れると、セキュリティ更新が届かなくなるため、Microsoftはユーザーを最新バージョンに移行させようとしています。

もうひとつは26H2の準備です。2026年秋にはさらに新しいバージョン「Windows 11 26H2」がリリース予定です。Microsoftは26H2の配信をスムーズに行うために、まず全ユーザーを25H2に統一しておく準備を進めています。

自動アップグレードの対象はMicrosoftの機械学習システムが判断しており、ご自身のパソコンがいつ対象になるかは事前に通知されないケースがほとんどです。

25H2への自動アップグレードは安全?

結論から言うと、ほとんどのパソコンで安全です

Windows 11 24H2・25H2・26H2は、いずれも同じ「Germanium(ジャーマニウム)」と呼ばれる内部プラットフォームで動いています。25H2は24H2に機能を追加した小さなアップデートで、インストール時間は5分程度、再起動は1回だけで完了します。パソコンに入っているデータやアプリが消えることはありません。

ただし、アップグレード直後に一部のアプリが正常に動作しなくなるケースが稀にあります。重要な作業(仕事のレポート提出日前など)と重なると困ることもあるため、タイミングを自分でコントロールしたい場合は、次の方法で一時停止できます

自動アップグレードを延期・拒否する方法【5つ】

方法①:更新を一時停止する(最大5週間)
Windows Updateの「更新の一時停止」機能を使うと、最大5週間(35日)アップグレードを遅らせることができます。

① 画面左下のスタートボタンをクリックして、「設定」(歯車アイコン)を開きます

② 設定画面の左メニューから「Windows Update」をクリックします

③ 「更新の一時停止」という項目があります。「1週間一時停止する」「2週間一時停止する」などのボタンをクリックします。期間は最大5週間まで延長できます。

④ 一時停止が有効になると、設定画面に「更新は〇〇まで一時停止されています」と表示されます。この期間中は25H2への自動アップグレードが行われなくなります。

なお、一時停止の期限が過ぎると再びアップグレードの対象になります。完全に止めることはできませんが、自分の都合に合わせてタイミングを調整することが可能です。

ここからは、一時停止以外にも使える延期・拒否の方法を紹介します。あわせて使うことで、より確実にアップグレードのタイミングをコントロールできます。

方法②:アクティブ時間を設定して勝手な再起動を防ぐ
更新そのものは止められなくても、「アクティブ時間」を設定しておくと、その時間帯には自動で再起動されなくなります。「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」→「アクティブ時間」を開き、パソコンをよく使う時間帯を指定してください。作業中に突然再起動される事故を防げます。

方法③:Wi-Fiを「従量制課金接続」に設定する
接続中のWi-Fiを従量制課金接続にすると、大きな更新プログラムの自動ダウンロードが抑えられます。「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→接続中のネットワーク名を開き、「従量制課金接続」をオンにします。データ通信量を節約する設定ですが、更新の自動適用を遅らせる効果も期待できます。

方法④:【Windows 11 Pro版】グループポリシーでバージョンを固定する
Proをお使いなら、今のバージョンのまま固定できます。「Windowsキー」+「R」でgpedit.mscと入力し、「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Update」→「Windows Update for Business」の中にある「対象の機能更新プログラムのバージョンを選択」を有効にして、「24H2」と入力します。なおHome版にはこの機能はありません。

方法⑤:【上級者向け】レジストリでバージョンを指定する
Home版で細かく制御したい場合はレジストリで指定できますが、操作を誤るとWindowsが不安定になるおそれがあるため、必ず事前に復元ポイントを作成してから行ってください。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdateに、TargetReleaseVersion(値:1)とTargetReleaseVersionInfo(値:24H2)を作成します。自信がない方は方法①〜③で十分です。

ただし、これらの延期はあくまで一時的な対策です。Windows 11 24H2(HomeとPro)のサポートは2026年10月13日で終了し、それ以降はセキュリティ更新が届かなくなります。サポートが切れた24H2を使い続けると危険なため、不具合情報が落ち着いたタイミングで25H2に上げておくのが安心です。実際にアップグレードする手順は【2026年最新版】Windows 11を最新バージョン(25H2)にアップグレードする方法と注意点で詳しく解説しています。

アップグレード後に問題が起きた場合は

25H2へのアップグレード後にパソコンの動作がおかしくなった場合は、Windows Updateの画面から「回復オプション」→「戻す」を選ぶと、10日以内であれば以前のバージョンに戻すことができます。ただし、10日を過ぎると自動的に前のバージョンのファイルが削除され、戻せなくなりますのでご注意ください。

また、25H2へのアップグレード自体は無料です。追加費用は一切かかりませんので、ご安心ください。

まとめ

Windows 11が突然25H2に変わっていた場合、それはMicrosoftが全国のパソコンに向けて展開している自動アップグレードによるものです。ウイルスや不正アクセスではありませんので、パニックになる必要はありません。

バージョン確認は「Windowsキー+R」→「winver」で行えます。アップグレードのタイミングをずらしたい場合は「設定」→「Windows Update」→「更新の一時停止」を活用しましょう。

25H2へのアップグレード後にパソコンが起動しなくなった・動作がおかしくなったという場合は、10日以内であれば前のバージョンに戻す方法もあります。まずは落ち着いて対処してみてください。

📖 関連記事:Windowsアップデートが失敗・止まる場合の完全対処ガイド

よくある質問

まず確認:本当に25H2になっているか調べる方法

自分のパソコンのWindowsバージョンを確認する手順は次のとおりです。

なぜ25H2に自動アップグレードされるの?

Microsoftは2026年6月下旬から、IT部門に管理されていない家庭用・個人用パソコン(Windows 11 HomeおよびPro)に対して、バージョン25H2への自動アップグレードを本格展開しています。

25H2への自動アップグレードは安全?

結論から言うと、ほとんどのパソコンで安全です。

自動アップグレードを一時停止する方法

Windows Updateの「更新の一時停止」機能を使うと、最大5週間(35日)アップグレードを遅らせることができます。

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